『旬の有機野菜セット』

じゃがいも芽だし作業と1年という季節の循環 現代の魔術師落合陽一氏 人の霊性

4月9じゃがいも芽出し
 農繁期というに連続で降る雨・・・・一日作業が遅れれば取り戻すには一日では無理・・・そう考えると とりあえず 畑の中を全裸になって奇声を挙げて走りたくなる・・・・その時は キエー!なのか それとも ガオー!なのか それともそれ以外が問題なのか・・・今日の写真 じゃがいもの芽出し作業が始まる 今週からいよいよじゃがいもの芽出し作業が始まると同時に 出荷のほうでは 最後の品種 シェリーが登場 満を持して最後の押さえの切り札です こうして じゃがいもという野菜の一年にわたる循環の輪が閉じるわけです このように 季節の流れと共に 野菜を作り それにあわせて出荷してお客様に届けていく 普通の農家は 一斉収穫一斉出荷 一気に収穫物を取って一気に出荷する もちろんそれが一番効率も良い 働く期間も短い 使う資材も効率的・・・現代農業の多くは そうして 効率化を図っています もちろんそれは素晴らしいことです 農家としては 憧れます ああ・・・傍で見ていて楽そうだなあ・・・こちらはおまけに無農薬・・・草取りをしながら 毎日畑に行きます たしかに 農家としてのメリットはそれほどなくともだ!こっちはこっちで やりがいならぬ 農家としての 喜びには 負けないぞ! と胸を張るわけですよ!(空威張りですけどいいのです)

 ネットでなにげに見つけた人 落合陽一さん という人 (現代の魔術師)という方らしい・・・・思わず ユーチューブに釘付けになる 僕は初めて拝見したのだけども びっくりしました この方の言っていることどれぐらいの方が理解できるんでしょうか・・・たぶん 現時点で最も遠い未来の世界を見ている人なのではと思います・・・僕が衝撃を受けたのは (デジタルネーチャー)なる概念です つまり 彼に言わせると 遠くない将来 自然の世界ですら すべてバーチャルで再現できるらしい 山登りをしたとする 気持ちいい空気 空から降る小鳥のさえずり 太陽の日照り・・・すべて そんぶん違わず再現できるらしい てことは もうその時点で 実際に山登りするのと バーチャル山登りとの区別を人間が判断できない・・・それを デジタルネーチャー元年と彼は呼ぶ・・・突き詰めると 土壌のバーチャルをコンピュータで再現できれば 仮想現実の中で 野菜を育てて 尚且つ 実際の畑と区別できない体験ができるとしたらばだ 我々 農家にとって それは何か? という問いにさらされるわけです・・(仮装の中でできた有機野菜を食して ビタミン剤を飲む同じ成分で野菜と合成したとすればもうお手上げですわな)・・・つまりもうその世界では 仮想と現実との区別は人間にはつかない・・・とすれば 人は何ゆえに 苦痛を体験してまで 生きる必要があるのか? というところに辿り着き 誰も現実の世界には出てこないのかもしれない・・・たぶん その時点で 人の霊性 という最後の砦に辿り着き その仮装から出る必要性を魂レベルで認識しなければ もう人が生きる意味はなくなるのかもしれない そして その世界はわりとすぐにそこまで迫っていて 尚且つ その流れは絶対に止められないのだそうだ・・・いやはやいやはや

 人の生きる意味 というものがあるとするならば その特権を 既存の宗教という枠から自分たちの手に取り戻さねばならない 僕はそう考えるようになりました 思想家 東浩紀氏が言うように (最後の答えはシンプルだと思う) そう 宇宙ー地球ー魂 この3つをひとつとして考える ようなもの そうした認識に根ざした思想なり価値体系が 人の目差す新たな世界なのだと思う そこから 新しい政治や社会の仕組みを再構築していくこと 今後 人類が100年単位ですべきことなのではと思っています・・・来るべき AI社会 完全にコンピュータと人間が融合した世界において 魂 だけしか人には残らない それは 人にとって幸せなのかそうでないのか・・・どう思います?・・・ノウマクサンマンダ

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