コラム・百姓から見た世のつれづれ

プッチーニ初出荷 野菜セットというもの 6月が勝負である この世は呪ってはなりません

6月20プッチーニ初出荷
今日の写真 さて 明日からの出荷でそうめんかぼちゃに続いて プッチーニも初出荷 かぼちゃ前半戦が順次予定通り出てくる この後 赤 白 オレンジのミニが出て来て コリンキー そして 栗かぼちゃ 秋に入り 白系の雪化粧が来年3月まで続く 時に 冬瓜が入ったり きゅうりに飽きてきたころに はぐらうり などが出てきてお茶を濁す・・・・旬の野菜セット という商売を長年やってきて 10品目前後のお野菜を箱詰めして販売する というのは どういうことなのか 生産側 そして 実際に受け取る側のお客様がどう感じるのか・・・そのふたつの間で どちらにも立つことなく 中間の道を模索してきた 生産に立てば畑は楽になるけど 今のお客様は満足しない 消費者側のみに立てば 生産の手間が増えすぎて 採算が取れなくなる・・・永遠にこのふたつの狭間で揺れ動くのが 野菜セットというものだ・・・・てことで かぼちゃ類は 来年 3月まで途切れることなく出荷できればいいわけだけど 今年はどうなるか・・・

 梅雨本番 しこたま雨が降る てことで 6月の雨となれば それは太陽熱マルチ・・・秋・冬の作付けの勝敗のひとつは 6月にある そう 6月末までに しっかりと秋・冬の畑が準備できて 太陽熱をがっつりと張ることができれば 勝負は自然と転がり込む しかして 大半の有機農家は 準備が間に合わずに 片付けに追われたりする そして 苗がハウスで出来ているのに 植える場所がない として 後手後手に回ると悲惨になるわけですな・・・有機農業 というのは 実は 一瞬で勝負が決まるもの 少量多品種という栽培の仕方は まるで ゲリラ戦法のようだ 先手をどんどん打っていき 季節のスピードに追いつき追い越せるときが来れば そう 時が見えるようになるのさ・・・・(ララア 君とはいつでも会えるからね・・・・)

 (この世は呪ってはならない・・・・) 50になって やっとわかったことだ 生きていればいろんなことがありますわな 秘密のひとつやふたつは誰でも持っているだろう 本当であればあるほど 口には出せない それが真実でしょう つらくて苦しいときには 誰でも現状に不満を持ち 時には何かにすがり 嘆いたり 息をするのもつらい というときもあるでしょう そして 社会や世の中に不満を持ち 自分の境遇を奥歯を噛み締めてじっと耐え忍ぶときもあるでしょう だけども・・・・恨むことはあっても 呪ってはならない その差は大きいような気がします 呪えば必ずや 自分の身に降りかかります 20代のころ たぶん 僕は呪っていた時期があります そして 正直に世の中と向き合うことができるようになるまで 犠牲を払わねばなりません それはつらいことです(そうつらかった・・・) でも この世には その 呪い というエネルギーを利用する存在もまたいるのです
 そして それはとても強い力を持っていることも事実です 村上春樹氏の小説に何度も形を変えて出てくるテーマでもある 悪 というものです そして 恐ろしいことに 現実の社会の中には その力を使っている人がたまに見受けられます 決して 表には出てこないのですが 社会の暗い闇の中からその力を使って 支配しているわけです 俗に言う 魂を売っている のですな その代償は計り知れないでしょうが 現実には力を行使できます 生態系や自然は どんなエネルギーも受け入れます 大地の歓待性 なるものです どんなものも最後には 自然に還っていく・・・のですよ それがどれだけ偉大なことなのか たぶん 人間には理解できないものなのでしょうよ・・・・人の魂は永遠にさ迷っているってことでしょうか・・・

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