コラム・百姓から見た世のつれづれ

雪化粧収穫~いいから黙って継げ テーマは肉体 若い男限定百姓塾・・・

7月23雪化粧探す
今日は日曜日 男性二人が毎週手伝いに来てくれる ありがたいことだ・・・ みんなで 越冬用の白かぼちゃ 雪化粧の一回目の収穫をする みんな うろうろと白いかぼちゃを探す光景が微笑ましいと思って撮影した
僕は 30を過ぎてこの業界に入ったけど 有機農業の研修を2年した後 人の力を借りて会社を立ち上げた 当時はかなり画期的な取り組みだったと思うけど きちんとした形で 有機農業というものを後世に残したいという思いで 会社説明会なるものも 開いたりもした 結果 惨敗したわけだけども 以来 僕は基本的に どこの組織にも属さないし 一匹狼でやってきた 売り先も自分で開拓してきた 別に偉いわけでもなんでもなく 僕は グループや組織というものに どうしてもなじむことができない (孤高のアーチスト) なんて素敵な響きなんでしょう たまに 自分を揶揄しながらそう納得させることはあるけど 本当は自分でもどうにもならない破綻人間だからというのが 真実です・・・でも 50を過ぎて 少しずつ そうした破綻している場所をなんとかかんとか修復しながらも
自分のやってきたこと これからも含めて チームとしてあるいは 何かを誰かに託す という方向性を出そうとしてきた 最近 それが 我が百姓ズカフェも含めて 形になりつつある・・・・日本の農業の問題である 後継者という問題 なんて 情けない話なんだろう・・・・一生懸命みんな頑張って日々 農産物の生産に邁進しているというに 魅力がなくて 継がない なんて・・・・正直言って 冗談じゃない と思っている 金になんかならないからどうだ というのだ 昔は エレキギターを持っただけで 不良と呼ばれ 社会からつまはじきにあったわけだろ?
それが今や ロックは堂々と ポップスの中心になっているではないか? くわを握って有機農業と言っただけで
社会からつまはじきだとしてもだ! やれよ! 継ぐんだ! 頑張ってやってきた先達の思いを繋げよ!いいから黙って有機農業を継げ! それが 僕の本音だ・・・もちろん 人生破綻するかもだけど 見返りはあると思うよ
 それは 僕じゃなくて 大地や畑や君を待つ空が答えをくれるのさ・・・(どうよ破綻のアーチスト)

 肉体・・・もう 思考 の領域では決してコンピュータに勝てない時代 なおさらのこと 肉体 にフォーカスしたいと思っている 毎日 この暑さの中 汗をかいて働く 昔から当たり前に営々と行われていた この農耕 という文化を残すには まずもって 肉体である 肉体からしか得られないものがある 汗にまみれなければ見えてこない領域というものがある 僕はそれによって 自分を救ってきたし これからも それが救ってくれるだろう であれば もしかして その肉体労働というものが 都市に住む人であっても 有効なんではないか と最近は強く思う 特に 若い男 に対してだ 若い時代にしかできないことのひとつが 肉体労働 なのではないでしょうか? もちろん 知的領域に向いている人は必要ないと思うけど 明らかに 俺側の人間が パソコンに向っている様を見るにつけ いいからこっちへ来いよ! と思うことが多い まあ いつか歳を取り 現役引退となったらば そうした 肉体労働の 百姓塾 若い男限定なるものをやってみるのもありかなと思う・・・(もちろん くわでケツバットや 軽トラでひいたり トラクターとタックル合戦したり さつま貯蔵穴に入れたりして 鍛えるわけではない) 野菜を通じて 生命の本質みたいなものから 男の持つ身体の内側に何があるのかを意識させたいと思う 守るべきなのは何か? 自分なのか? それとも?汗にまみれた夕日を見ながら 自らに問いかけて欲しいと思う・・・

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