新規就農

明けましておめでとうございます!何を明けるのか~何の意味がある

12月25ミニハウス完成
今日の写真 昨年末に完成した さつま苗専用ミニハウス この冬はもうひとつこれより大きいハウスをもうひとつ作る 毎年 冬にこうした設備投資を行う 農業という世界は 一般の人からすれば よくわからない 車を作っている自動車メーカーのような仕事はなにやら 難しいことをたくさんやっていて 優秀な技術者が大勢いて すべてを計算して車を作っているのだろう というイメージで たぶん その通りで難しくて 大変な仕事なんでしょう・・
 対して 農業 というのは 畑や田んぼで 農産物を作っていて 別に企業秘密でもなければ 田舎へ行けば 普通にそこらへんで 大根や白菜を見かけていて なにやら 難しそうなイメージでもない 何かしらの 特別なスキルがあるようにも見えないし 実際 そんなものはない そう 誰でも すぐにできそうなイメージなんでしょうな・・ だからこそ 僕ら農業者を リスクペクトする雰囲気はどこにもないし 専門性を持つ事で 社会的な地位を得る お医者さんや 弁護士などとは 比べるべくもない 
 しかして 実際は 技術的なスキルを習得するには とにかく時間がかかる 1年という単位での経験はわずか一回 そう 一年で体験できる機会は 一回しかないのです そして 次が 金 である 農業というものは とにかくお金がかかるのです 田んぼや畑だけを見ていれば いったいどこにそんなにお金がかかるのかはわからない トラクター 軽トラック そして こうした苗などを作る ハウス みんな金がかかります 商品の値段は 100円単位 対してかかるお金は 最低でも 100万単位 桁があっていない 作っている商品の価格と作成期間と 必要となる資金とのバランスが これほど マッチしていない産業もないでしょう・・・こうした 農業 というものの実態 それは 一般の消費者から見れば ほとんど知られていない ブラックボックスのようなものです 農業者が何に苦しみ 何を悩み そして 辞めていくのか・・・その 結果 この国の田舎で何が起きているのか・・・不倫の芸能ニュースと 某北のミサイル問題やらと比べ 決して その真実の姿が 表に出てくることはありません
 都市を中心に政策や価値観が決められていて 田舎はどうでもいい それが 本当なのに 自民党を支持しているのは ほとんどが 田舎の高齢者でもあります この構図が 僕には本当に 不思議でならない そして この構図が永遠に変わらない この国の形を維持している理由でもあります  

 2018年が明けました ・・・いやはや こんな 2000年を超えてから もう18年も経ったのですね でも 何が変わったのでしょう 僕には 何にも変わったようには思えません 都市はよくわかりませんが 田舎は これからも何も変わらず 衰退していくのでしょう だけども 僕と僕の農園は 何か一石を投じたい 投じることが何かしから できるのではないか? そう 思っています そう考えています てか 新規就農して それを目指さずして 何の意味があるのだろう? と感じています 農業を辞めていく人はごまんといるのです 今後 永遠に 耕作放棄地は増えるのです そこに 飛び込んで 農業で食べられるようになった というだけで いったい 何の意味を持つというのでしょう・・・僕は 一人勝手にそう感じております(大きなお世話ですわな)
 新しい年が明ける ということは やはり 何かしらの新しいことをやらねばならないでしょう 今年も頑張ってチャレンジいたします どうぞ 本年も 吾が農園を 何卒 よろしくお願い申し上げまして 新年のご挨拶と代えさせて頂きたいと思います 本当の意味で 明けまして おめでとうございます!

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