新規就農

この冬のターサイ 80歳から学ぶその起業家精神~有機農業も起業

2月11とう立ちターサイ
今日の写真 ターサイ 今年の冬は 有機農家全般に葉物が調子良くないそうだ 我が農園も同じく このターサイは数年前のもの この時期になれば こんな感じで大きくなるのがいつものことだけども 今年はさにあらず・・・うーむ・・・・ほうれんそう 晩生のみずなやみぶ菜なども 総じて良くない 9月の長雨が原因かと思うけど 珍しい てことで 今日は 成田の街中に初めて見つけた コーヒー専門店に足を運ぶ その 店舗の入り口で (有機ほうれんそうは天候不順のためありませんで・・・)との覚書があったことからも 全般的にそうなんだなと知る

 そのコーヒー専門店 初めて行ったのだけども レベルが高い・・・スタッフのふるまいなども 隅々まで行き届いていて これは・・・と思い 家に帰り その店を検索してみる オーナーは 誰もが知る 某大手ファミレス創業者 恩年80歳を越えている 10数年前に なんと 創業家にありがちな内紛に巻き込まれて 経営権を手放す そして 80歳のときの 数年前に 長年の夢だったすべてに妥協せず 内装から何から含めて自分のやりたいようにコーヒー専門店を出してみたそうな それが 成田にあったわけです 評判が良く 全国 20店舗まで広げる でも 基本 全部 田舎にあり 席もゆったりしていて 土地の値段なりを見ながら 店舗展開しているのがわかる・・・・・・これ全部 ういきぺでぃあ に書いてあった情報です ふーむ・・・9歳のころより働きづめに働いてきて 一部上場の会長まで経験した上で 80歳を過ぎてなお チャレンジする その 起業家精神はいったいどこから来ているのだろう? 

 有機農業の世界に飛び込んで来る新規就農者の中には 自分が 起業 している ということをわかっていない人もいる 都内で賃貸借りて パソコンを置いて スタッフを雇って会社を始めたとして 何の商品を扱って どこに売るのか わかっていないなんてことはあり得ないと思うけど これが 有機農業の場合 よくありがち・・・僕が 有機農業をやりたい と言う人が訪ねて来たとして まず聞くことはふたつ 何を作るんですか? そして それをどこに売るんですか? この単純な質問にすら 答えることができない時点で 起業家 としてはあり得ない・・・ですよね? (是非 ホリエモンあたりに罵倒されてください) そして この 起業家精神 なるものというのは たぶんだけども 教えることはできない 僕の経験では サラリーマンをやっていた人が 会社を辞めて 農業を始める となったときに 就農して何年経っても サラリーマンを辞められたことの喜びに浸っている人がいる そう 青空の下で働ける喜び 畑で種を播いて 発芽した喜び(そんなもんプロなら当然いちいち医者が担当患者が死んで夜泣いていると思うか?)に 目頭を熱くしている それは 立ち位置が いまだに サラリーマンという 雇われの立場にいるという証拠でもある そうした人は決して農家としては 大成しない
この起業家精神なるもの を 日本の教育の現場では決して扱うことができないということを理解することが大事だと思う 学校教育という場で 先生の眉間を曇らせることのない優等生が いったいどれだけ 社会の荒波に揉まれて 答えの出ない正解を出せるというのだろう・・・・

 先の創業者は 最後まで (お客様の喜ぶ笑顔を見たい)のだそうだ・・・・そう 最後に残るのは 最も単純で 愚直とすら思える信念のようなものだと思う けちくさい戦略でもなければ たったひとつの強烈な思い なんでしょう 凄い人は凄いんですな・・・80歳で僕は畑に立っていられるんでしょうか? はは・・・

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