有機農業

じゃがいも見たくない この冬最後のキャベツ・・・農家とクレーム つけは後世にたっぷりと・・・

2月28最後のキャベツ
明日は雨 ということで 今日も朝から連続10時間 ひたすらじゃがいもを植えつける 疲労が溜まるわけでして
合法ドラックである ユンケルを注入 あんぱんをかじりながらの農作業だ 今日で2月の最後 結局2月ではじゃいがいも終わらなかった あと2回はやる必要がある うーむ・・・今年はのっけからきつい すでに4反が終了 最後の3枚目の畑に入る 残り一反 種芋も100キロを切ったか 当分 じゃがいもなど見たくないというのが正直だけども お野菜セットが端境期に入ってきて 3月からは そのじゃがいもが2品種投入 十勝こがねとアンデスまたは シャドークイン うーむ・・・・夢に出てきそうなぐらいじゃがいもに支配されている我が農園なのさ・・

 今日の写真 はてさて・・・・今年の冬のキャベツ 約3000個が廃棄 でした(泣く・・・泣いてすむのか!) なんというか あまりに忍びなくて 結局最後一回だけ収穫して出荷いたしました その時の写真です 生産者としては 3000個のキャベツ 種を播いて苗を育てて畑に植えて 収穫がない というのは なんでしょう・・・どのように表現しても言い表せないものです なんとも言い難いのですな・・・ただ この生産者の視点 と 消費者の視点 というもの 両方をきちんと見ていないといけないのが 僕の商売なのです・・・
この20年 直接販売にこだわってやってきました まだ 楽天やらアマゾンやらがメジャーになる前から 僕は消費者に直接お野菜を売ってきました 20年前は そんなに有機野菜をネットで買う とか 珍しかったので クレームらしきものはありませんでした 正直 当時は栽培技術も今ほどでもなく セット野菜を組むのに苦労もしていたこともあり 穴だらけの葉物も入れたこともあります そして 僕の野菜を買っていただく消費者自身が 有機野菜への希少価値 というものを 充分に認識されているお客様も多かったです・・・そして 20年 消費者は変わりました 生産者にとっては厳しい状況です 先のアマゾンやらで買う感覚で 僕のホームページに辿り着いて お野菜セットを申し込みます 年々 クレームが厳しくなっております 旦那が生産 奥さんが顧客とのやり取りという役割で 奥さんがそうしたクレームで寝込んでしまった農家を知っております・・・ そして 笑い話のようなクレームも中にはあります でも もう今の僕は 決めているのです そう 自分の立ち位置を・・・それは 生産者のところには立ってはおりません 消費者が求めているものをそのまま提供する ということです なので 生産者としては それは傷んでいる という範疇には入らないな と思うときもありますが お客様からご指摘があれば すべて それに従っております 僕の望みは ただただ 畑を続けて生きたい ということだけです そして それは簡単ではありません・・・・僕のこのブログを印刷して お野菜便りと共に お客様にお渡ししております 中にはその文章の内容が気に入らない ということで 定期便を解約したお客様もおりました(まじですよ)
 たぶん そのうち もう少しイケメンならばいいな とか 頭がはげなのはちょっと・・・とかのクレームも来そうで その時は 整形でもするハメにならないか心配です・・・消費者が生産者に寄り添う時がいつか来るのか?日本の消費者が 日本の第一次産業を買い支えよう! といった消費行動を取る日が来るのか? 少なくとも僕が生きている間には無理だと思っております そして 消費者が気づいたときには すべてが手遅れになっている という日がそのうち来るのだと思います そう すべてのつけは 数十年後 数百年後の後世にたっぷりと・・・・

  

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