コラム・百姓から見た世のつれづれ

ズッキーニ種まきも始まる 春が・・・ホラー満載と誰が決めているのでしょう?

今日の写真 ズッキーニの種まきも始まる 2月の終盤に入り 少し暖かくなる ようやくこれで この冬が終わりになるかと感慨深い 毎回 そうなのだけども 冬の寒さが強烈でその寒さの中で連日しばれながら仕事をしていると これが永遠に続くかのような錯覚に陥る なぜかといえば その瞬間の強烈な寒さに対抗するには覚悟がいるからだ これが続くんだ だから 受け入れるんだ と無自覚に自分にプレッシャーをかけて対抗措置を取る事で冬を乗り切っている・・・んだろうと思う だから 暖かくなってきたりすると あれ? そうか 冬は終わるんだった・・・はは と 気が抜けるような感じになるんですな 今 ちょうどそんな感じで そうか 春が来るんだ 来るんだったな そうかそうか という気になっていて ぬるい自分になっております・・・

つい先日のことだけども 飛行機に乗り 嫁の親戚筋へのご挨拶に伺う 僕自身は 幼少の頃よりそうした親戚づきあいのようなものは ほとんど皆無の家で育った なので 盆暮れの挨拶なども一度も経験がなく よく知らないままに大人になった こうして田舎で農業という仕事をするようになり 田舎的なふるまいやその地域のしきたりなどを 半ばむりくりに 仕事として咀嚼し飲み込んできた そうした根本理由である なぜそうなっているのか?というところは一切関知せず ただただ 失礼のないように振舞う という 急遽病気かなんかで舞台を空けることになった主演女優の代役のように とにかく台詞を頭に詰め込み 本番はカンペで乗り切る 的なその場しのぎのような感じ まあ すでに53歳にもなっていて(なんと義理の姉夫婦が30代半ばで僕はむしろ親御さんと年齢的に近いというホラー満載)世間で言えば なんらかの役職なりがついていても不思議でない世代なのだけども 一介の百姓に過ぎない僕にはなんらのものもございません・・・大人になる ということの意味を 客観的にもそして 主観的にも その両方から考えてみても さっぱり意味がわからずこの年になり 頭がしっかりと禿げ上がった老年に近い爺世代になって もう 今更何をどう取り繕うこともできずに 大人になる前に 老人になり おいさらばえて屍になることでしょう ああ無常・・・・

2019年の農繁期がやってきました こうして10月まで一気に走り抜けます 6月に少し畑が落ち着いて 10月までが終わりのないペナントレースです 今年は新しい元号が制定されることもあり なんだか すべてが新しくリセットされるようです 我が農園も 新たな研修生が3名入り引越しもして 1年前とはいろんなことの状況が変わりました 人生とは本当に不思議なものです いったい僕が今後どのような道に進むのか予測がつきません いったいぜんたい 自分の人生とは僕が決めているんでしょうか? それとも神様か誰かが決めているんでしょうか?どこまでが僕の意志が働いていて どこまでがあちら側の意志なんでしょうか? いやはや・・・さっぱりわかりませんな・・・死んだらわかるんですかね?誰かあの世で教えてくれるんですかね?

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