有機農業

有機野菜を作ることの難しさ

efb5be12.さて 本日の写真 トンネルをかぶせた オータムポエム これおいしいんですね 
お客さんの中でもファンが多く 僕も好物のひとつです 通常トンネルはかぶせないのですが 今年は 早めに欲しいので このように かぶせて 収穫時期を早めます
 
何日か前 訪問者の人にも話したのだけど いわゆる 農業で食べていくことが何ゆえ難しいのか 今まで 何度も書いているけど 改めて・・
 初めて 家庭菜園かなんかで 野菜を作ってみると 意外とできることが多い 夏だったら きゅうりや とまと この代表的な野菜 もちろん 家庭菜園なので 農薬など使わずに けっこうできるのですね ただ ここで 問題なのは 収穫が始まったら ずっとだいたい同じペースで 収穫を続けて 何ヶ月も維持する ということ これが 難しいのですね たぶん きゅうりなどは 3~4節(根元からの節の階段のこと)で ほとんど病気が出て すぐだめになります で すぐ 次の苗を育てて どんどん植えて 順次収穫
それを途切れないように するのが難しく ここが 家庭菜園 とプロの違いなのですね

野菜を作って生計を立てるというのは お店と同じで 日銭を稼ぐ商売なのですね 
つまり 一杯 何百円のうどんを 一日何杯売ったか と同じで ほぼ毎日 なんらかの野菜を コンスタントに売り続けるのですね なので 常に 畑には そうした順次収穫できる 野菜がなければいけません その状態を 維持すること これが 百姓の腕の見せ所なのですね なので 一番作りやすい 家庭菜園の人たちが 作る同じ時期に 同じ野采を作っていても 褒めてくれる百姓はいません ほー この時期に このレベルのものができるのか! という ノウハウが 勝負になります なので まずは 野菜はできて当たり前と思うことが 重要です もちろん たとえそれが 無農薬であっても そう思っていなくては 野菜はまず できません 

ただ 産地と呼ばれる 農薬や化学肥料を使って 見渡す限り同一品種の野菜を作って
いるところなどは まさに その歳の天候や 出荷時期の値段によって かなり収入も変わってきます 天災などが起きれば まさに 一文無し の可能性もあります かなりのリスクなのですね で 僕ら 有機農家は そうしたことのリスクをできるだけ 避けるたまに 順次収穫 順次出荷 となるわけです それだと 今年の僕のように 大根が全然だめでも 白菜がいいから なんとかなる というわけです 

野菜を作ることは難しい ましてや無農薬で 除草剤も使わず・・ 今でも 無農薬では野菜はできない できるわけがない と思っている 一般農家は多いですね たまにそうした意見なりを よく 耳にします それは 野菜を自分で 作って それで生計を立てている人であればあれほど そうかたくなに信じている人は多いですね いまだに 有機農家というのは 圧倒的に 少数派なんですね 僕もいつになったら 大手を振って 無農薬で野菜を作っています と 周りのお百姓さんたちに カミングアウト できる日がくるだろうか?(はい 僕の畑は草だらけなので 素人が遊びで畑をやってると思われているです!)

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