環境問題

理念と技術

d991fc15.雨の予報だったので 午前中は玉ねぎの追肥をする 鶏糞を玉ねぎマルチに散布していたところ 予定より早く 雨がぽつぽつ そのうち本格的な雨になる で その雨の中 もうひとつ大事な仕事が・・・ 今年は寒さが厳しい それで マルチの中に植え付けてある 玉ねぎ苗が 霜で浮いてしまい マルチの外に飛び出してしまっている あるベッドなどは 約半分ほどが 飛び出してしまっている もちろん 根っこは土の外にあるわけだから そのままにして置いたら 玉ねぎにはならない 仕方なく ひとつひとつ また植えなおす
 それが 今日の写真 せっかく 苦労して植えたのに この雨に打たれながら しょんぼりと しゃがんでやり直しだった

さて 最近 パーマカルチャー 有機農業 田舎暮らし などの集まりや そういったことに関心ある人々と出会っていて 思うことがある もちろんひとくくりにはできないけれど 多くの人が 理念先行型だということ 今の社会に生きていて たぶん いろんな問題意識を 持っていて 関心が高いのだろう で その中で 自分なりに 考えてる様子はよく伝わってくる そしてなんらかの 理念 や 概念みたいなものを 模索している

もちろん いいことだし それが いい方向に繋がって欲しいと思う ただ 僕が感じるのは その割には 技術が伴ってない 技術はすぐには 伴わない 何年もかかって初めて 身に付けることができる 140キロのボールをいくら 分析しても 理念では打てない ただ ひたすら 打席に立って 毎日140キロのボールに向かっていて 初めて打てる可能性が出てくる で イチローのように 140キロをいとも簡単に 打てるような技術をもてるようになって その地点から 見渡した時に 初めて 理念のようなものが 語れるのでは ないだろうか? つまり 理念は 技術が伴って初めて 語ることができるのではないだろうか 理念はある意味 頭の中のことだから 究極的には 一晩で 構築することは 可能だ そういう意味で 僕はいつも 技術を身につけることが 先だ と話す

技術が 理念をより高みに導き 新たな高みに登った理念が さらなる 技術の極みを磨かせる この相乗効果で 人は いろんな事を 前に進めることができるのでは? と思う

田舎暮らしが したければ まずは 田舎に実際に行って 半年でも暮らしてみればいい 何を身に付ける必要があるのか? 有機農業がしたければ それで食べている専業農家に住み込んで 実際に働いてみることだ どんな技術を身に付けなければいけないのか?
パーマカルチャーをしたければ 実際に コンポストトイレを自分の庭に作って それで 用を足してみればいい 何が一番合理的であるのか?

日常の中で 理念を口にできる というのは それぐらい 軽いということ 日々の生活をしていく中で その人の背中から じわり と染み出すものが 本当の理念では ないだろうか? これいかに・・・・・

2 thoughts on “理念と技術

  1. おっしゃる通りだと思います。

    まず体験してみてから理念を築くというプロセスが正しいと思います。

    私もサラリーマン家庭の長男から実践農業の場に身を置いた者です。
    「有機農業がどーの」、「田舎の生活がこーの」と予測で熱く語られ
    るのは、実際その環境に身をおいてる者からするとあまりに内容のない
    軽い話に過ぎませんよね。

    日本の農業論についても、分析や理想ばかりが先に立ち現実味がない
    ように思われます。政治的な難しいことは分かりませんが、農業の現場
    が楽しい職場になるようにしてくれればそれで良いと思うのですが・・・。

    まぁ、私も単純な人間なんで(^^;)百姓日記楽しく見させて頂いてます☆

  2. 書き込みありがとうございます そうですか 同業の方ですか この沈み行くタイタニックにお乗りですな 共に最後までがんばりましょう よろしくお願い申し上げます

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