野菜あれこれ

トマトの栽培の仕方 そのポイント

2ff35599.暑い!! 頭の中でサザンの勝手にシンドバッドのイントロが繰り返し鳴っている(熱中症か?) てことで 今日の写真 はい 本日はトマトの定植でございます まずは大玉(麗花)
を一列植える トマト栽培はかなり難しく これができたら一人前の農業者ともいわれるほど
なす科の野菜はとにかく 病気やウイルスに弱い 僕らのように完全無農薬で安定して作るのは至難の業です(しかも露地で) ゆえにうまくいったときは気分は最高です

まず最初のポイント 苗作り 苗半作と言われるように いい苗を作ればその後の収量は歴然とした差に表れます 大事なのは水をやりすぎないこと ちょうど苗を作っている時期はだんだん気温が上がり 育苗ハウス内も暖かくなります なのでどんどん水上げてると上ばかり成長してしまい 肝心の根が鉢を回らないということになります 畑に植えたときにしっかりとした根をまわしていないと その後の生育に違いが出ます そのためにはしっかりと風をあてることが必要となります これこそ経験しないと難しいのですね

そして畑に植えたら 次は肥料がポイントになります トマトは水 肥料はできるだけ少なく 必要最低限の状態で仕上げていくのがベスト こうした実なりのものは 葉っぱや茎を育てるのではなくて 用は実を付けなければいけません そこが小松菜などの一般野菜と違うところです
つまり 子孫を残そうとするその本能で実を成らせ 種を育むわけです ゆえに環境はできるだけ厳しい状態にもっていき どんどん実をつけていただくわけですね これを生殖成長といいます 
 この考え方で有名なのが 永田農法といわれるものです これはとくにトマトであてはまると思います 

ですので 基本は元肥は少なめかまったくやらない 追肥で状況をみながらやっていきます 僕の先輩達のように もう何十年も土作りをしてきた場合 最後までまったく無肥料という方もいます たいして なすは 元肥もたっぷり 追肥もたっぷりとやらねばいけません この点が違います 僕は畑に定植したら 一切水はあげません 昼間はぐたっとしているぐらいがちょうどいいかなと判断しています まあ枯れない程度には観察しますが・・ (これを僕は しばきあげ農法と呼んでいます 関西人ならわかるかな?)

最近 トマトといえば水耕栽培が盛んですが 糖度はたしかに高いがおいしいと思ったものはなかったですね たぶん 種の原産地が大変乾燥した砂漠のような場所 原種はもともと水とは相性が悪いはずです それを無視して 溶液栽培とかするのは ちっと違うのでは?なんて なんの科学的知識もない 百姓の勘が 働くのです

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA