有機農業

かんれいしゃ と だめ大人

66e7f91f.9月に入った 有機農業で野菜セットを販売している農家で最も忙しい時期は?と問われ 多くが9月と答えるのではないだろうか?白菜などの苗を畑に植えていき 玉ねぎの種蒔きも始まる そして端境期(はざかいき)もやってきて やきもきする 心の安らぎを持つのが難しい時期でもある これを何度も乗り越えて 一人前の百姓が出来上がる (端境期?はっ!?それがWhatUP?)みたく 軽く流せるようになるのは いつの頃になるだろう

今日の写真 はい これはいわゆる虫除けのかんれいしゃです こうしてキャベツを植えたあとにこれをかけてあげます これやらないと野菜を作っているのではなくて よとう虫などの害虫を育てているような状態になります で 何が問題かというと 以前の畑と今度使っている畑では大きさも長さも違うということです なので 当然使う資材も短かったりして 端っこまで届かないという事態になります 仕方なく こうして新品(目の玉が飛び出て運転が難儀なくらい値が高い!)を買うはめになります 

僕ももう 40歳を過ぎて 壮年と呼ばれる段階に入ったわけだけど なんと恥ずかしいほど人間できてないな と思うことばかり 大人になれば自然と立派になり 仕事や家庭の人間関係も構築して できうる限り社会に貢献できるような生き方や振る舞いを身に付けているもんだ と若い頃は思っていたけど(そういう立派な方ももちろんいらっしゃるけど)自分にいたっては このていたらく まともに鏡を見る勇気もなくなりそうだ 孤独を受け入れ あらゆる矛盾に柔軟に対応し
常にチャレンジして ひとつひとつ問題を解決していく そんな人間にいつかはなりたかった(すでにあきらめモードか?) 人生半ばにして思うこと 本当に人一人ができることの範囲のせまさ
力のなさ 無農薬で野菜を作る というたったそれだけのことすら なかなかできない自分に いやけがさすこともしばしば 残る作業はあとは現実を受け入れるだけ 畑は甘くない 日々修行だけど そこから逃げたい自分を受け入れるのは難しい・・・

 ひとり ひとりきり 誰だって死ぬ時はひとり ひとり ひとりきり 誰だって飛ぶ時はひとり
 だから 本気で愛しぬくんだ yeah-

2 thoughts on “かんれいしゃ と だめ大人

  1. 農家にも言葉を混同している人がいますが,寒冷紗と防虫ネットは別物ですよ。夏場の遮光と保湿を主たる目的としているのが寒冷紗。目の細かいものは防虫効果もある,というだけです。
    サンサンネットなどの防虫ネットは透光率が高い=遮光効果はないので,「寒冷紗」としては機能しません。

  2. 前から気になっていましたが、弓さんが使用しているのは「ビニールマルチ」ではなく「ポリマルチ」です。

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