野菜あれこれ

ちりめんきゃべつ グローバリゼーション

8a71639a.今日の写真 これはちりめんきゃべつ これも今出荷中の野菜 11月に入ってからの予定だがもうできてきた でもこのあと続くキャベツがほぼ全滅 年が明けないと次のキャベツに繋がらないかもしれない 昨夜はかなり冷え込んで 10度を切るかどうか 凍てつく畑がやってくるのに もう何ヶ月もかからない 大地はゆっくりと内省へと向かい 滋養を密かに貯めようとする

今日の昼前に 歯医者へ行き ようやく諸悪の根源となっていた奥歯を抜く この一ヶ月のたうちまわり 頬もぽんぽんに膨らんだ そして膿をなんとか出し切り 落ち着いたので 待ちにまって本日ようやく抜歯となった 奥歯を抜くって 何が怖いって そのお医者さんの力の入れ具合 麻酔打ってるから痛くないけど うっつ! とか ぐっ! とかぺんちみたいな器具をもって 力いっぱいに 僕の顎を押さえつけて歯を引っこ抜こうとしているので その迫力に恐怖する なんとか抜いて (いやあがんばりましたね!)と言われて 将軍に誉められた中隊長のような気分 午後から仕事できますか?と聞くと 麻酔切れたら痛いでしょうが大丈夫ですよ! と言われたが 痛くてどうしようもない 午後からはしかたなくベッドでうなっていた(血もどばどば) でも これで 15年たまった病巣を取り除いたので あとは良くなるだけ 僕の農園とともに 上昇カーブを描きたい

今日のねた グローバリゼーション いわゆる国際化の波というもの 国境を越えて 人やものや金がその土地固有の文化などをアメーバのように 覆い尽くしていく現象のこと 最近 ワインの本場フランス その国際化の波で 新興国のワインが安価でヨーロッパで輸入されて どんどんワイン農家が廃業を余儀なくされていっているとのこと そう まさに日本のお米と全く同じ状況 どこか 世界の安い人件費や土地で 作られたものが もともとの国の伝統的な農産物を駆逐している ワインの世界では有名な バイオダイナミック農法はビオディナミ農法として確立された技術で まさに人事ではない感じ 生態系を重視して より安全なやり方で農産物を作るこの技術も廃れていくのかな 

 この国際化の波は あらゆる分野でこれからもどんどん進んでいくだろう メリットがある分野もあるだろう もちろんデメリットもあるだろう 信じられないくらい安いお米が スーパーに並んだり(しかもカリフォルニア・こしひかり とか)するだろう でも アフリカの人に 別に納豆食べて欲しいとは思わないけどな その国の その地域の独自の大切な文化や伝統 そうしたものを育みながら 国際化の波を受け入れることはできるのかどうか? これから数十年かけた壮大な実験が始まる その先に待っているのは どんな世界?

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