コラム・百姓から見た世のつれづれ

男の壁

c16bc030.今日も以前の農園のときの同じ時期の写真 きれいな青空 以前の畑はこんな感じでした 

で 今日のねた 『個とコミュニティの時代』 だそうである パーマカルチャーやら地方の時代やらとかで いろんなところでこのテーマは扱われている そしてこのことで思うことは 男性諸氏にとって 個 とは何か?(おお意義深いテーマだ) 辻ひとなり という作家の (海峡の光)という作品をご存知だろうか?芥川賞を取った作品で 辻という人は元ロックバンドのボーカルで ある種カリスマで 現在の奥さんはあの中山美穂である この小説で主人公は刑務官 その職場である刑務所にかつての自分を虐めた男が服役してくる そして その男は見事なまでに刑務所生活に適応して 模範囚になる が出所間際で不祥事を起こす 辻の押さえに押さえた一種崇高なまでの気高い文章が 誰かに命令され 生きていく世界を提示されないとやっていけない その男の内面の危うさを見事に描いている 傑作だ そして 今 現代に生きる男性にも 同じテーマがあてはまる 仕事 年収 組織 地位 生い立ち 学歴・・・ 社会的動物ともいえる男性の その外側にあるものをすべて剥ぎ取ったあとに 自分に何が残るのか? 

思想 信条 組織の中の役割 そうした外側のものに委ねて生きていくのは ある意味やさしく 心は楽である 自分を掘り下げることなく 生きていくのはじつは快楽でもある そして 今 問われているのは あなたは何者か?という 本質である そう問われて 職業を述べる人はいないだろう そこに答えを見出すことができるとすれば ある意味 禁断の世界に足を踏み入れ 目に見えない世界のこともふくめた スピリチュアルな領域にまで意識を拡げないと 答えは見つからないかもしれない その壁に今 男性は当たっている 
 ゆえに 自分の立場を旧来のところから見れば 今起きている世界は わけのわからないことばかりで 秩序が崩壊していっているようにしか見えないだろう しかし 新たな視点から見れば 今はもの凄い勢いで新たな価値ともいうべき変化がおきていて 日々 その新鮮さに目を奪われることもあるかもしれない 今 男性は内側が問われている では そうすればよいのか? ひとつのヒントは 生態系や自然が握っている この写真にあるような 素敵な青空へ向けて 心を解き放ってみればいい 自然は必ず 答えをくれると思う (おお今日は真面目な日記だ)

1 thought on “男の壁

  1. 本当に本当にそうなんです それなんです 同じ思いを女性も持っているんですよ弓木野さん 

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