田舎暮らし

3本目の人参 4世代農家

8a60bd79.今日の写真 明日出荷の人参です これでベッドは3本目 1月ぴったりに計算どおり出荷が始まるのだが 少し小ぶりなのが多い 2本目までに出荷していた畑とちょうど向かい合わせなのだけど場所が違う 場所が変るだけで 微妙に味や形が変ってくる 同じ2反とかの畑の中でも その土の傾向や物理性などがほんの少し違っていたりして その分野菜の出来や味にも反映してくる 最近 野菜の質というか 野菜に対する感じ方がもうひとつ深くなった気がする 土の状態 そしてどんな肥料を使っているといった 農法やらやり方の違い そして その作っている人の気質のようなもの そういった総合的なものが すべて野菜の味や質に反映されている なので その野菜を直に触った感じで いろんな情報が詰まっているのを感じる まあ 自分の野菜に対する自分の評価は 自分の裸を見られているようで 気恥ずかしいのでやめる お客様には ただただがんばっています とだけご理解いただけるとありがたい

今日は1月3 お正月も少し落ち着いてきたのかと見計らい お世話になっている 高柳さん(畑や古民家の世話をしてくれた有機農業30年の親分)と その古民家の大家さんにもお野菜を持ってご挨拶 朝っぱらからお邪魔したのだけど ごゆっくりとご飯を召し上がっていた この日記にも書いたと思うけど 高柳家では 4世代(!)同居である いわゆる都会の人が思う 先祖代々続く農家の家構えと雰囲気がある 天井は高く 立派なお家で一歩その玄関をまたぐと 時の流れがすっと ゆっくりと流れ始まるのを感じる 僕も田舎暮らしで育ったけど 大人になり田舎から出て以来 ずっとマンションだったりアパートだったり あばら家だったり 時には時価うん億円の豪邸にも住んだこともあった でも ふるさとというにふさわしい家には出会ったことはなかった その意味で高柳家はまさに それにふさわしい うらやましいというよりも 圧倒される ここらあたりも農家の後継ぎはどんどんいなくなっているけど そんなこととはおかまいなしに この家では綿々と 日々の農 が続いている そんな伝統的な暮らしの末席にでも すがりついて 少しでも学んでいきたいと思う 

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