田舎暮らし

種屋 

0d968007.さて 今日の写真 隣町のかなり田舎の方にある種屋さんに夏野菜の種を買い付けに行く この種屋さん 僕のような多品種少量の有機農家にとっては大変ありがたいお店 種の袋に何粒とちゃんと書いてあるので 畝ごとに作付けする僕のような農家には 大変ありがたい
 そして やはりこのあたりには いわゆる有機農家や自然農法をやっている農家とかが多いせいか ちゃんと種の消毒回数とか 無消毒とか明記してある 大手メーカーのものもあれば マニアックな種もあって なす だけでも 何種類もあって迷うほど まあ 少し値段が高いのが痛いが・・・
 そして この店にいると やはりこの時期 種を買い求める 同じ有機農家さんらしき人がちらほら うーん なんとなく 有機農家というのは 雰囲気でわかる 別に怪しげなわけでも 反体制でもないが やはり醸し出すものは 似ていて 向こうもそういう視線で こちらを見ている感じ 互いにがんばりましょう

人生も折り返し点を過ぎると いろんなことがある 最近とても思うことは 人は堕落しようと思えば ほんの短期間の内に まさに坂を転げ落ちるように落ちていくこと 真面目にやっていた人がある日を境に そんな状況になっていくことがある そして 逆に人が向上心と高い志(こころざし)を持って なにかの状況を変えようとするのは やたらと時間がかかるし 人の成長も時間がかかる まさに年単位でやり続けないと変っていかない いったいこれはどういうことなのだろうか?と思う まったく・・・ そんなふうに感じているのは 僕だけなのだろうか??? 
 その昔 50歳を過ぎて病気で倒れた後に とあることに巻き込まれ 莫大な借金を背負わされて 逃げ回っている人と半年ぐらい一緒に暮らしたことがあった(当時は僕もいろいろあった) その人は若い頃は伝説的な人物だったのだけど そのころはその面影はなかった 情に篤く親分肌のその人のことが僕は好きだった でも 50を過ぎて不自由な体を引きずりながら日の目を見ない生活をせざるをえないその境遇に自分を重ねた時に 地道に生きることの意味が 少しわかった気がした そんなこともあったから 農業を選んだのかもしれない 今は大きな成功をしたいとも思わない ただただ 日々を充実した気持で過ごせて 食べていけることをのみ 目指している 農業でそれが出来れば もう僕の中では大成功だと 本当に思う ただただ 今はそれだけを念じて・・・・ 

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