パーマカルチャー

自然卵養鶏いただく 素敵な夫婦ー完全自給

148d6e59.世間はゴールデンウイーク でもそれがどうした!と相変わらず世間とは関係がないのが 僕ら百姓 お米をやっている人はこの休みのときに田植えだし 野菜をやっている人は夏野菜の植付けに追われる バイトだけが成田空港への送迎で やたら忙しい 陽気に遊びに出かけるお客様に頭を下げながら いったいいつになれば休みというものが 自分に訪れるのだろうか?と自問する 

でもって 今日の写真 自然卵養鶏の鶏糞を取りに 3つぐらい先の町まで遠出する いつもいただいているにわとり村の佐藤さんとこが田んぼに使うということで 今回は遠慮したので 初めてのところに連絡をして 今回いただくことになった こちらはにわとり広場のYさん それほど大規模ではないけど ちゃんと着色料なども使わず真面目に取り組んでいる方だ(スーパーで売っている一般の卵はほとんどが着色しているのですよ)
 都会ー郊外ー田舎ー過疎ー限界集落 という5段階が今の日本の構造だと思うけど 今回いただく場所は 典型的な郊外である(僕のいる地域は田舎と過疎の間ぐらい) あのジョイフルほんだや 国道沿いにはいろんなお店が建ち並び 生活にはなんの不自由もない 軽とらで走っていると久々に町に出てきたという感じがする でも 少しそこから離れた場所に 森が残っていて そこでにわとりを飼っている 古代米もやっているけど とてもゆったりとやっている印象だ

鶏糞をいただいた後に お茶でもと呼ばれる 旦那さんと奥さん 子供二人 見るからに幸せそうだ 僕が一人で畑を1町やっていると言うと 大変でしょう?と同情してくれる 
 このご夫婦 ネットもやらないし いわゆる販売ということも 無理になさっていない 近所や昔馴染みの方に お分けするという形で 充分なのだという ご主人も僕の経歴に興味を持ってくれたようで 話を熱心に聞いてくださった (効率というものを今まで日本は追及して そうなれば豊により幸せになると思ったけど 全然なっていない より生活にゆとりがない時代になっている お金がたくさんあっても その次に何をするか?が全く見えていない人たちが この国の大半なんじゃないだろうか?) とご主人は 丁寧に話す 豊な森に囲まれ にわとりと共に住み 家も自分達で作り まさに 今流行の自給自足を見事に体現されていたけど ロハすなんて言葉も僕から初めて聞いたようだった 

生産ー消費 というものがあるとすれば ほとんどの人が一生を消費というものだけで終わってしまう 50年 60年生きてきた人間が 何一つ自分の力で生み出す 生産することなく終わる人生というのは つまらないよね?と爽やかに笑う ご主人御年50半ばだけどどう見ても40ぐらいにしか見えない(見た目僕より若い) ただただ素敵だった 今日は鶏糞と素晴らしい出会いに恵まれた一日 こうして百姓人生はまだまだ続く

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