コラム・百姓から見た世のつれづれ

玉ねぎの植付けと援農~男性は一刻も早く白旗上げろ!

11f33253.さて 今日の写真 昨日の玉ねぎ植え 援農に来てくれた女性3名の方々と午前中いっぱいひたすら 玉ねぎ植えまくる 雨が途中ぱらぱらきたけどなんとかもってくれた いつも一人でやっているので それが何倍にも手が増えると それはそれは 早い 初めて玉ねぎ植えた方も 最後は手早くなり なんとか雨が降ってくる前に 終了 ほっとする 小雨の中 本当にありがとうございました 
 
 せっかく 来ていただいたので 昼は 古民家にて 自家製おでんでもてなす 一度僕の畑に来てもらったことのある Oさん 栃木から来てくれた 昨日まで山梨の有機農家の玉ねぎ植えを手伝っていたとのことで もう ベテランである 一緒に来てくれた Sさん なんと よく聞いてみると 農業をやってみたい とのこと うーむ てことで 一緒に玉ねぎ植えながら さんざん農業の持つ ネガティブな話をしていたら Oさんに睨まれてしまった(セクハラとも言われる) 女性一人での農業転身 もちろん簡単ではない 始めてしまったら 僕が話している以上に大変だということがわかるだろうと思うわけで その覚悟を試す為に話しているようなもの もちろん 一人でも 農業で成功して欲しい 成功したら フェラーリに乗って 畑に来てくれるようにお願いした もう一人 Oさん オーストラリアの大学で食の勉強をし 博士号まで持つ方 うーん 凄い 有機農家の畑というのは初めてだったようで こんなに広いところを一人でやるんですね!と 驚いていた はい でも これでもまだまだ狭い畑なんですよ 

 古民家にて おでんを食べながら いやほんと 今の時代 動いているのは女性ばかりの気がする 農業志望者のいったい何割が女性なんだろうか 少なくとも 僕の畑にやってくる 8割以上が女性の気がする 今回こられた方もそうだけど 共通の認識を感じる 今の社会が彼女達の豊な才能をうまく 引き出せていないこと 無駄なシステムが多すぎて 物事が発展しないことに 不満があること そして 一番大事なポイント 食や命 といった女性にとってとても大事なことが 今の社会では ないがしろにされていること 聡明な女性に囲まれていると その原因のほぼすべては 社会の中枢にいる愚かな中年男性が作っているということが如実にわかる だめなのは 男 なのだ 囲まれて話していると 男性代表として 被告席にいるような感じさえする(もちろん誰も僕を責めたりしているわけではない) 晩飯に食べようと思っていた 大量のおでんの鍋の底が見えたとき 主役の僕の大根を みなさん賞賛してくれたうれしさと なかなかのくいっぷりに やはり 僕は 白旗を大きく掲げざるを得なかった 

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