バイオダイナミック農法

炭素循環農法

5a84bf4f.さて 本日は出荷日 お野菜便りには 茎ブロッコリーと書いてましたが もう硬くなりすぎて 出荷できませんでした 他の葉物を多くして 品数の少なさをカバーしました 御了承くださいませ

 さて 今日の写真 昨日 キノコの堆肥をいただいている イチゴ農家さんを中心に (炭素循環農法)という集まりがあった それを提唱している 林 さんという方がブラジルから日本に来て 全国行脚されていて 僕も呼んでもらって 話を聞かせてもらった(写真は ピーマン農家さんのハウスでの説明)

炭素循環農法 は 現代農業などにも書かれていて 注目されているものだ 提唱されている 林 さん 若いときに ブラジルに渡り そこで 文字通り 地平線まで広がる 広大な畑で 野菜作りを この炭素循環という方法で行い 成功を収めた方 なんといっても 理論だけではなく 実際にそのやり方で 野菜を完全無農薬で作っている 実践者である
 その言葉は 明解で力強く 経験と実績に裏打ちされて ずしりと心に響く

 詳細は省くけど 基本的な考え方は 動物性の堆肥は入れない ということ 通常の施肥の考え方としては 有機体が微生物により 無機化されて はじめて 肥料として 吸収される ということになっているのだけど 実は 逆で 有機体のまま 肥料として 吸収されている ということ 無機化されれば それは 雨などに溶け出し それが 硝酸態窒素として 畑の外部に流れ出て 環境汚染の原因となってしまう だから 完熟堆肥 を入れるのではなく ある程度 未熟な段階で投入することが大事(ただし 腐敗しないようにせねばいけない) いわゆる 腐植 というものは 畑にとっては 肥料としては過多の状態であり それが 悪さを引き起こしている ということらしい
 あくまでも 全体の一部にしか過ぎず 僕自身 全部を理解したわけではなかったが 感覚としては 普段 感じていることを ピタリ と一致する流れで 驚く そして なによりも 痛快だったのが いわゆる 自然農 というものに対するスタンスだ
 シュタイナー MOA(岡田茂吉) 福岡正信 という 御大のやってきたことを それがどういう意味だったのか をはっきりと 話していただいたこと あまりここでは書けないけど 哲学を農業に持ち込む ということは 栽培の面からすると 弊害が多い 哲学そのものは その役割があるが 農 に結びつけることの意味合いをよく理解すること とおっしゃっていた 同感だ 僕の取り組む バイオダイナミック農法にも 触れていて (あれは違反です あちら側の情報を霊的な力でもってきたのは違反です ですから 誰もいまだに 理解できないのです) まさに その通り 

その後 実は 時間というのは 三次元の世界では 過去から未来へと流れているが 本当は 未来から過去へと流れている それゆえ 人はまず 心で決める ということから すべてが始まる・・・・ 当等 他の農業者の方々は 皆 目をぱちくりさせていたけど 僕は おもしろかった そう あくまでも 栽培を何十年もとりくんだ結果から導いた話で 百姓 だからこそ 到達できた領域だ 
 野菜の話も興味深かったけど お米 の話は驚いた 米 は本来連作には向かないものらしい あれは 元々淡白なものなので 当然 肥料は入れないほうが良いが 収量を上げるには 田の水中生物の多様さ その量によって 変わるらしい それゆえ 常に 深く田の水は張っておかねばならない 当然 冬にも水を張っておくのがベスト ということ なるほど! お米に関しては 僕は素人なので いつかやる時には どうやろうか と思っていたけど これで ひとつ指針ができた 
 
(人にはそれぞれ役割があり それが終わった時に死が訪れる それまではがんばってその役割をまっとうするしかない) ご高齢にも関わらず かくしゃくとした 物腰 こうして また ひとつ バトンを渡された感じだ 百姓 の道は険しく 奥が深すぎて 時間などいくらあっても足りない ひたすら 精進するのみだな・・・・

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