コラム・百姓から見た世のつれづれ

雨降れ 援農 セレブ

f0552e9d.今日も雨が降らない ここ3日ほど ずっと雨予報が出ているのだけど 実際には降らない
 雨なら雨で それに準じた仕事を予定してやるので 降ってくれなくては困る 植えたキャベツや きゅうりや ニンジンにも雨欲しいので 降らなかったら タンクで撒くはめになる 

 今日はお一人 援農の方(今日の写真畑の砂埃で携帯カメラが悲惨なことに) 今日は朝10時から 根菜の時間だったので 秋大根の一発目の種まきをして ひたすら ニンジンの除草に励んだ こうした作業は 一人だと堪える お手伝いいただき ありがとうございました 

セレぶりティ(でいいの?) よくは知らないけど 最近耳にする言葉 いわゆる セレブ
お金持ち という意味なのか でも 単なるお金持ちという響きではなくて 僕の受ける印象だと 額に汗して働かなくてもたくさんお金を稼げる人 と いうふうに取れる いつの時代でもそうした人たちは 一定以上いたんだろうけど バブルがはじけたというのに それを 一般庶民が目指すようになり そこにイメージ戦略でもって 服やらかばんやらを 売りつけるしくみが出来上がっているように思う みんなが 若い人も含めて セレブになりたい と思っているその背景に あくせくと低賃金で働いて 現実を受けとめていくのはつらいな と 積極的に セレブになりたいわけではなくて 消極的に現実からの逃避として 憧れているように感じる これは 悲しいことだな と思う 

 額に汗して 黙々と働くことが 美徳 とされた日本の 伝統はまだ生きているだろうか?それは ださい と一言で片付けられるほど 生易しい 教えなんかではないはずだ お金があろうが なかろうが その量の大小に関わらず 日々をきちんと働くということの 尊さを 伝えていくこと が 今の日本にとっては 最も大事なことだと思う ゆえに
 小学生のときに 株式投資の授業なんて もってのほかだ 人が幸せになる方法というのは トレンドでもなければ 宗教でもない 日々の労働にあるのだ・・・ ということを 小1時間耳元で説教するので いつでも 畑へ手伝いに来てください(引くな!)

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