バイオダイナミック農法

バイオダイナミック農法 第一回総会in北海道

4b1fd156.さて 3日ぶりの更新 北海道から昨日深夜帰宅 へろへろですぐ寝る メールの返信本日さきほど全部終わりました 連絡いただいていた方 遅くなりましてすいませんでした てことで 今日の写真は 北海道の 羊・・・ そう 北海道の自然は言うまでもなく 素晴らしい これで3回目の上陸だったけど まずもって 空気がうまい 肺の奥まで何度も入れてあげると すぐにハイになれる ナチュラルトリップだ 
 ひたすら 広がる牧草地帯を電車で眺めていて 見ている分には もちろん素敵だけど 百姓の観点からいえば 広すぎて どうすんべ? という感じ 単作で作付けるならいいけど これ 有機の輪作で となったら 途方に暮れそうだ ま 自分には無理とすぐ 結論が出るので 本州で農業やっていて よかった・・・

 さて 本題 今回は 日本で最初のバイオダイナミックの総会 といっても 全国から集まった 人数は 実質20名ほど その中でも 実際のプロとして栽培している法人 農家さん は10箇所ぐらいか 関東からは もちろん僕だけ 寂しい 今回 山梨のワイン農家さんは ぶどうの仕込みが忙しくて 不参加で人数はさらに少ない いまだ 日本のBD農法の現状は このレベルだ 会場は 凄まじい 家畜にまつわる研究施設で おそらく日本一の規模 写真を撮ったのだけど 成田の役場よりも立派な施設 それが 100円で宿泊できる 唖然としてしまう その豪華な施設が我々のみで 貸し切り状態 本州なら考えられない 今回は 北海道のメンバーがすべてを 仕切っていただきチケットの手配から おいしい3食のご飯 などなど 上から下まで至れりつくせりで 言葉も出ません この場を借りて 深く感謝申し上げます

今回の最大の収穫は 調合剤の出来立てほやほやを生で 確認できたこと バイオダイナミック農法の根幹といえば この調合剤 500番からずらっとあるのだけど 関東では まずもって 作ることは 不可能 僕はあきらめている 新規就農者がみず知らずの土地で 家畜を飼うことは 不可能に近い その意味で 北海道のメンバーは素晴らしい もちろん 今後 永続的に購入できる確約を取り付け サンプルをたくさんいただく 多少なりとも支払いをしようとすると 遠慮されるので それはいけない これほど 貴重なものが ただではいけない 僕がもっと儲けたらもっと払おうと誓いながら 受け取ってもらう カミツレとたんぽぽがやはり 難しいようだ でも その他の調合剤は素晴らしかった 手のひらでエネルギーを取る その自分の感覚を BD農法一筋 30年のどにーさんに 確認 僕の判断と同じだったので 安心する そう BD農法の 最も重要なことは マニュアルなどは ないことだ すべてを自分の判断で行う 何も考えずに 1時間攪拌していいものはできない 他の農法はともかく 特に BD農法は それが重要になる つまり この栽培法は 単なる 土壌の問題や 作物の特徴だけではなくて 生態系との繋がりや 自分自身の感情も含めて どうしても スピリチュアルな問題を避けて通れない それゆえ 実践者しか 理解できない領域が存在する だから 今回もそうだったけど やっていない人が 理解するのは難しいし 農産物を作ったことがない人とは 認識がずれていくことが往々にしてあり 問題が浮き彫りになるわけだ 

 今回 総会の中で 将来の認証の問題も扱った 今現在は バイオダイナミックという言葉は すでに一般的なので 誰でも使えることができる つまり 特定の人なり団体が 商標登録はできないので 自由に使って販売してもかまわない これは僕にとってはほっとする 次に デメター認証 外国ではすでに BD農法は 厳格な認証が確立されていて(ハードル高!) 今後日本で実践する場合 これが必要となるかもしれないという話 そのあたりを話し合うが やはり みんな 立場も違うし うまくいかなかった どちらにしろ 時期尚早 実践者10名程度で何ができるはずもない 任意団体は立ち上げられると思うが 認証団体は無理だろうし そのことに 生産に関与していない人が入ってくるのも 意味がわからない このあたり 農業の団体 日本にはいくつあるか知らないが 生産者を尊重する という雰囲気がどの程度あるかで 今後が決まるだろうし 僕も判断させてもらおうと思う  最終的には 僕自身が より実践を深めて 関東でバイオダイナミックを直接教える学校を作ったほうが 話は早いかな

 帰りの飛行機 電車 バス と乗り継いで成田に帰ってきたとき 空気はたしかに おいしくなかったけど これほど 心底ほっとしたことはない ああ 僕はもう 旅には向かない人間になったか と 思う 若いころ あれほど 見果てぬどこか遠くへ憧れた時代 僕はもう旅しなくてもいいのか 俺には 自前の畑がある それが自分の帰り着く ふるさと だ(かっこつけて決めてるようだけど 単なるアホな百姓が一人できただけのことにすぎない)  

2 thoughts on “バイオダイナミック農法 第一回総会in北海道

  1. お疲れ様でした!
    BD農法、人によっては宗教に映るらしく、
    私が説明すると更に怪しくなるという(笑)

    山梨は金井さんとその関係者の方々でしょうか、
    以前お伺いした時、理想の葡萄作りを目指している姿が大変印象的でした。

    これからぐぐっと寒さが増しますね。
    ご自愛くださいませ♪

  2. >安田 様
     どうも!ご無沙汰してます いや ほんと説明はすればするほど 泥沼で・・・ああ おそらくその方だと思われます はい 寒さには負けませんです!

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