バイオダイナミック農法

2009年シュタイナーイベント(バイオダイナミックと親しもう)in東中野

d9c76c72.さて 今日は午前中に電車に飛び乗り 都内 東中野へ シュタイナーのイベントにお招きされて トークをして お野菜も売る (フリーマガジン375)様と(NPO法人日本アンドロポゾフィ-)様 の共催にて 2009年収穫祭(バイオダイナミックと親しもう)との テーマに行われました 会場は 普段はカフェとして営業されている場所 奥のスペースに野菜を並べさせていただく(今日の写真) 

 僕の持ち時間は 約1時間 例によってバイオダイナミック農法の話を中心に ご質問を受けながら いろんな話をさせていただく こうしたイベントで大事なのは 来ていただいた方が 何をどんなことを聞きたいか?を 的確に汲み取るのが重要だ なので 僕の場合 最初に (何をお知りになりたいですか?)と 聞くことにしている そうして来客の方に話しをしていただくことで 緊張感からほぐれて 場の集中度が増していく 

よく聞かれることだけど バイオダイナミック農法というものは たしかに 風変わりな調剤というものを使うわけだけど それを使えば 魔法のように野菜が出来たり バイオダイナミックカレンダーどおりにやっていれば BD農法だ というものではない ベランダのプランターで 調合剤500番を1時間攪拌して散布すれば はい BD農法の出来上がり というものではない あくまでも 畑というものの生態系 土壌をはじめ その周囲の環境 そして 太陽や月といった 小さな循環した円から 宇宙の大きな円までも含んだものだ ということが前提になるわけで その意味で BD農法というものは 現場である 畑や田んぼ そのリアルな世界からしか 扉は開くことはできない

 例によって いろんな話を脱線しながらさせていただいた 今回 おもしろかったのは (○○さん(僕のこと)は 話すことは農業の世界のことなどかなり深刻なことが多くて
大変だと思いますが 明るく前向きな感じでおやりになっているのは なぜなんですか?)と 聞かれた 思わず 内心苦笑する 身内で僕をよく知っている人は 皆笑うだろう そう 僕はたぶん破綻した状態で物事を推し進めている 時にはなげやりになり 時には逃げの一手を打ちながら なんとか日常を乗り切っているに過ぎない (野菜のお値段 ぶっちゃけ いくらならいいですか?) 一品 300円は欲しい と答える でも もちろん 今後 その値段で売ることはない 付加価値という言葉 僕は 好きじゃない

 司会をしていただいた フリーマガジン375の編集長 加地様 いろいろとお世話になり 孤軍奮闘ありがとうございました 野菜もおかげさまで完売 もう 感謝感激です お野菜買っていただいた方 お話を聞いていただいた方 ありがとうございました 来年もまた どうぞ 呼んでやってくださいませ また 会場にて お野菜を売っていただきましたボランティアの方々 ありがとうございました シュタイナー という変人が過去 残した偉大な業績が 後世 遠い異国の地にまで 影響を残すあなたは偉大だ 願わくば 今後 農業 化粧品などの業界 そして 教育 芸術 など 日本各地でそれぞれ独立して 取り組んでいることを 一年に一度程度 こうしてイベントで集まり 気楽に情報交換や 発表できる場所を作ることは 意義あることだと思います 是非 内向きにならずに どんどん外の世界に向って 発信していきましょう シュタイナーも 草場の影でそれを望んでいると思います(あの目線で・・・わかる人はわかる)

3 thoughts on “2009年シュタイナーイベント(バイオダイナミックと親しもう)in東中野

  1. 人参くさい人参を久しぶりに味わいました。土を洗い流してしまうのが申し訳ないという感覚は初めてです。旨くて、旨くて、涙ぐみました。こいつ、畑でいっぱい声をかけてもらったんだろうなぁ・・・と思うと、涙がこぼれました。お腹に入った瞬間に弓木野さんの笑顔がこぼれてきて、僕も笑顔になりました。またお会いしたいと思います。

  2. こんにちは。中村礼輝です。
    昨日はおつかれさまでした。
    相変わらずお話が面白く、とても有意義でした。
    やっぱり弓木野さんは大地のエネルギーの人ですね。

    想ったことがあります。
    弓木野さんのおやりになっていることは孤高です。ニーチェの言う「高山の空気」だと思います。
    にもかかわらず、政治的でもなく宗教的でもなく思想的でもない。いたってポップなところが面白い。
    それでいて程よく尖っています。
    これって表現ですよね。
    もったいなあと感じるのはこの独自のアートが来場者にしか伝わらない。
    映像もない。
    弓木野さんの存在そのものがメッセージなわけですがその大事なメッセージが一部にしか伝わらない。
    やっぱりもったいないんです。

    音楽、パフォーマンス、色々なコラボが出来るかもしれません。

    しかし先ずは映像です。
    次の講演会の際には誰かに映像を取ってもらってください。
    YOUTUBEにアップしましょう。

    今までとは違う誰かに伝わると思います。
    そして違う伝わり方をすると思います。

    いつも勝手申し上げてすいません。

    中村礼輝

  3. >かずさん 様
     ニンジン堪能していただいたようでありがとうございます 土だらけですいません どうぞ よろしくお願いします

    >中村 様
    会場でお会いできてよかったです もう少しゆっくり話せたらよかったですね うーむ さすが中村様 鋭いです よく 僕を見ていますね
    おっしゃるように 農業 という枠で 表現というものを追求しているのでしょう ま 実際はそんかかっこいいものじゃありませんけど・・あああ! ゆうちゅーぶですか そういう方法もありますね たぶん 僕は そういう形で はみ出して表現の場を 外に求めたほうがいい気がしています 農業 という枠は 正直 とても窮屈です 映像ですね いいヒントありがとうございます!では また! 

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