コラム・百姓から見た世のつれづれ

1月終わる この国の着地点

3f1b4dfc.1月も最終週 今週はじゃがいも植えたり 種まきもだんだん始まる この1月は引越しも含めていろいろとあった 新年を迎えてまだ一月たっていないはずなのに 随分 経った気がする変な月だ 引越し前後 住まいを替えるという行為には いろんな意味があると思う 年を明ける年末あたりに どうしても引越しを早めなければ という意識が働いて ネット接続も終わっていないのに 新居に引っ越した 結果はよかったと思う 過去との決別も含めて 新たなスタートを切るのに こんなに適切な方法はない 

 今日の朝日新聞 (日本の衰退 正面から)と題して 著名人が今後の日本の進路について語っている 雑誌SIGHTには (もう日本の社会は活力を失っていて停滞期に入っている 従来の経済成長ではなく これから日本人があと 1世紀 2世紀 残りをどれぐらい気分よく暮らせるのか というように重点を変えて考えてみませんか?) と書いている
どうやら 民主党は戦後のつけを数年で取り戻そうと半ば ヒステリックに事を為そうとしているみたいだけど 沈み往く船の船長のように見えるのは 気のせいか

日本人は江戸時代から(足るを知る)民族でしたが 戦後マネーゲームに陥った その一時的な狂乱から 元に戻ればいいのです これは文芸春秋でのある作家の発言

 昨日車を手配していただいた 安田ご夫妻から 一日ごとにめまぐるしく成長する 中国社会の話をまじかに聞いて アジアの雄 だった日本は今後 その看板を下ろしまったりとした下降線を描きながら どこを着地点にしたらいいだろう?と漠然と思った 日本の誇る緻密さ 清潔感 生真面目さ それをベースにした技術という ものを作る力 それと 魂が自然に還っていくようなある種 スピリチュアルな心の領域 その二つを融合したときにその道が開かれるように思う 優秀な技術を持っている企業や個人には 祈り を 精神性を尊ぶ聖者には マーケットで自らを消費されることを許す 勇気 を 両者からの 冒険が今後 必要なのではないか と 思います 今日の写真 古民家の庭に咲く 花

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