バイオダイナミック農法

大根種 法人の新規参入

b6131c70.JPGさて 今日の写真 これは冬大根 三浦の種がついてきた様子 別に種取りのために畑に残したわけではないのですけど その畑をほっておいたら こうなった ひさしぶりに大根の種を見た でも 本当に種を使おうと思えば もっと待たねばならない 明日には トラクターかけてしまって終わりなのだけど そう思って 手に取ってみたりした バイオダイナミック農法の創始者 シュタイナー氏いわく(種は宇宙の影響を受けている部分)とのこと
 そういう視点で見てみると 種 というものの大本の原資は たぶん 地球の外から持ち込まれたものではないのか? と最近は 思う 生態系の循環というそのシステム そのものが 宇宙の進化と呼応しているとすれば その大本はどこから?という話になるわけで・・

 5月最後の月曜日 午後夕方近くに 来訪者が一人 ばっちりスーツにネクタイ ぴかぴか靴で営業マンがやってくる 別に貧乏有機農家に何かを売りつけるわけではなくて 福祉関係の会社の方 今度 農業で何かをやりたいということで 是非にお話をしたいとのことで わざわざ都内からお越しいただく 今回はそんなに大きな絵を描く話ではなかったし 僕ぐらいの規模でも何か一緒にできそうな感じでしたので 是非ともとご挨拶申し上げました  こうして いわゆる企業にお勤めの人が 僕の畑にやってくるのは 最近 多い つい先日は携帯の販売会社だった 僕がこの成田に来てから そうした 企業の新規事業の立ち上げで 農業を という話で僕の所には すでに 5社ぐらいは来ていると思う 

 農業ブームであることはそうなのだけど 企業が今 農業に活路を見出そうとしている背景には この不況が大きい そして 本業のほうが その業界によってはもう完全に頭打ちだということが 明白な場合 新規で何か事業を・・・と 会社内で発破をかけられると 若い人が 農業なんてどうでしょう? という流れになるようだ 

 もちろん 法人で農業に新規参入した場合 今のところ 7割が赤字 ま 現場でやっている僕の感覚からすると当然だ 何が計算できて 何が計算できないのか どこにお金をかけてどこは コストを下げられるのか それが 明確になるまでには時間がかかる それまで 資本を食いつぶしながらもつのかどうか 別に農業に限らないことだけど よほど 気合い入れて 取り組まなければ無理というもの だけど 僕のような個人で農業をやるメリットもあれば デメリットもたくさんある(欠点のほうが多いか) そこらあたりを理解すれば 法人で農業をやり成功させることは あながち無理ではない 農産物の取り扱いというものは 法人相手でなければ 信頼は得られないという前提がある ま がんばって欲しいものです

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