気がつくと　３連休　ま　それは世間がそうであって　我が農園には関係ない　秋作が本番を迎えて　忙しい日々が訪れる　で　暑い！　正式にはまだだと思うけど　ここ成田は梅雨明け宣言を出してしまおう　関東の奥地では夕立など　雨がしっかり降っているけど　こっちでは　つれない　畑はからからだ　人参何本も播いたけど　今一つ発芽がそろわないので水をやる　てことで　今日の写真は　暑さから苗を守るべく　毎年恒例　育苗ハウス内の　よしず張りだ　これ　天井部分に張るわけだけど　さすがに暑い　汗が目に入ってくるし　タオルも濡れる　今日一日で　Ｔシャツ４枚の消費　いやはや　まだ本格的夏には時間あるはずだけど　早くもばて気味（しっかりしろ！）

　わりとすぐ近くの大きな畑で　最近よく見かける光景　大きなトラックの荷台に乗せられた　５～６人の　オレンジのかっぱを着た集団　みなまだ若い　落花生畑に舞い降りたかと思えば　みな　袋を片手に　草むしりに入る　何時間もはいつくばってやっているようで　軽トラで横を通り過ぎるたびに　おおまだやっているな　と気づく　実はこの集団　中国からの研修生　このあたりには　大きな法人がいくつもあり　こうして畑の実習でもって　農作業に精を出しているということだ　ま　日本の生産法人からすれば　格安の労働力で　働いてもらえるので　ありがたいと思っているだろう　これを見れば明らかだけど　もう　日本人を雇っていては　採算が取れないようになっている　たとえ　自給１０００円でも畑の草むしりをこの暑い中やる日本の若者はいないだろう（僕でも一日中はいやだな）

　ただ　最近は中国の自動車工場などで賃上げのストライキが頻発しているそうな　どんどんＧＮＰが上がり所得も上がり　今まで格安だった人件費が高騰していくのは当然でしょう
そして　今はいいけど　あと１０年もすれば中国からの研修生は来なくなるかもしれない　そうなったら　今度はどの国から連れてくるのでしょうね(アフリカとか？）　これを　グローバリゼーションという　かっこいい言葉の響きで　片付けていいのかな　

日本の企業は頭打ちの国内に見切りをつけて　どんどん海外に本社機能も移して　社内は英語や中国語になり　ボーダーレス状態になるでしょう　日本の第一次産業が衰退の一途をたどるのは　もう止めようがないけど　企業も逃げ出したとして　今後の日本には何が残っているのだろう　経済が最後の砦となって約７０年あまり　心のよりどころとなった　（会社）　そのものが衰退をはじめたとして　あなたなら　どうする？　と日本の人々全員に大きな問いが　投げかけられている　もちろん　早期退職で夢の田舎暮らしで農業なんて　無理無理（そんな甘い話乗っちゃだめよみぐるみはがされるよ）