コラム・百姓から見た世のつれづれ

7月終わり マルチャーがああ・・・ 農業を書くとして何をどう?

439bc5db.jpg気づけば 7月ももう最後の出荷 もう8月だ 早い 人参の種まきは終盤に入る 8月からいよいよ イベントに参加したり 新たな動きを見せようかと思う 

 そんな中 また一つ問題が・・・マルチャーが動かなくなる エンジンかける紐が引っ張れない エンジンが回らないのだ うう・・・ まだ購入して3か月あまりか・・・エンジンが壊れたとしたら終わり・・・どうしたもんか まだまだ これから使わなくてはいけないのに このタイミング・・・試練は続く

 わりと 昔から小説を書きたいと思っていた 本を読むのは大好きだけど 僕ならこのテーマはこの視点から こう書きたいとか思っていつのころからか 読むようになった 問題は 何を書くか? だ 農業の世界に飛び込んでから ああ いつか農業で何か書きたいと ずっと思ってきた 農業文学 と呼ばれるとても地味な世界があって そこに投稿されているものを読む度に 違和感を感じていた それは 農業という閉鎖的な世界の中でしか通用しない物語で 今の日本や現代社会とを 同じ目線で描いたものではないものが多かった あくまでも 田舎には古いものがあり 都会には新しいものがある という前提 バブルのあの浮かされた熱の中を体験した世代の 僕の感覚だと すでに都会は ださいものがあふれかえっていて 田舎には何もない分だけ 新たなものを創造する余地があると思っている どうして この感覚がわからないのだろうか? とずっとこの10年ぐらい感じている 
 農業の世界を書く と一言でいえば簡単だけど 何をどう書いたらいいのだろう ずっとそれを ここ何年もふっと考えている もちろん 僕がこの世界に入って体験したことを おもしろおかしく表現することは できると思うけど そうではないはずで なぜ 今のこの時代に 農業 の世界を表現するのか という根本を しっかりと自分の中で 固めてからじゃなきゃだめだな と思っている 田舎の牧歌的世界 農業の苦労話 都会への憧れ・・ そんな世界は すでに イメージの彼方でしかなく 現実はもっと進んでいる 
 
 有機農業は ロックンロールと同じく すでにビジネスとなった もう誰もそこから降りることはできない 本人が意識しようがしまいが・・・都会の中で そのからくりをうまくてこの原理のごとく理解したおしゃれな人たちと 田舎で 何かを創造しようとする人たちとが 結託して 新たな流れが起きようとしている たぶん 今の日本で起きていることの一番 ホットで 重要な流れは ここにあると 僕は思う(もちろん民主党とは何の関係もない) IT社会? それは道具に過ぎない コミュニティ? 競争原理に敗れた人の受け皿のひとつにすぎない 環境問題?
それは 新たな金融投資のひとつにすぎない たぶん 新たな価値を 都会を内包できるものを この田舎という場所で 生み出すこと それが農業と不可分の直結した世界を描けたとしたら それはたぶん 最高にエキサイティングなんじゃないかな? 今日の写真 きゅりの定植 すでに7本目 残すところあと1本

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