8月第3週　「旬の有機野菜セット」～端境足音ひたひた編～

　じゃがいも（男爵）　バターナッツと坊っちゃんかぼちゃ　茄子（水ナス・緑・白・カプリス）　ピーマン　ししとう　トマト　島おくら　おかひじき　モロヘイヤ　つるむらさき

さて　お野菜便りには　ささげ　が書いてありましたが　当日朝　収穫してみるとかなり虫にやられていて　出荷不可でしたので　モロヘイヤを入れました　ご了承くださいませ
　端境期の足音がひたひたと押し寄せる　だんだんと野菜が少なくなっていく　きゅうり　次のがまだ出てこず繋がらない　うう　この暑さとともに　野菜も厳しくなっていく

　今日はとうとうＴシャツ5枚の新記録　草むしりをすると途端に汗がぼたぼた落ちる　そして　朝　昼　晩とシャワーを3回も浴びると　なんだか面倒になってきて　夏はやはり疲れるしかし　成田は雨が降らない　埼玉や神奈川では　大雨警報が出ているというに　一滴も落ちてこない　8月に入り　とんと雨がなく　こうも降らないのはまさに　異常だ　おかげで　タンクで水撒きまくるが　人参の発芽が良くない　8月に播いた　最後のベッドは壊滅状態　　うーむ　参るな　アパートの前の6反の人参　とうとうしびれをきらしたか　昨日から　なんと６トン（？）のトラックに　1トンタンクを6台載せて畑に灌水に来た　一日中　何往復してるらしく　畑の半分ほどが　びたびた状態　おお　さすが法人は違いますな　何人かでかかりきりでの作業　いやはや・・・

　僕の取り組む　バイオダイナミック農法　その根幹の技術は　本を読めばわかるけど　たぶんに　スピリチュアルなものだ　だけど　基本は一切の農薬や化成肥料を使わない　有機農法が基本にあるわけで　有機農業者としての基礎とスピリチュアルな要素と　両方持っていないと　意味がわからない　なので　やっていて　誰にも質問ができないのがつらい　
自分の中では　推論はいくつかあるけど　答えは自分で見つけなくてはいけない　

　シュタイナー氏の本にはよく出てくる　エーテル体とアストラル体　実際の畑でその違いや領域を見極めるのは簡単ではない　エーテル体は　人の肉体の一番近い層で自分で知覚することは簡単　いわゆるよく言うところの　オーラ　に近い　体調やバイオリズムと関係していて　肉体のエネルギーを司る　チャクラ　の調整が反映する　対して　アストラルは　感情的な流れで　心の動きを深く見ていく作業になる　神秘体験や　浄化作業をする中で　直面していく　自分の奥底にある　ペルソナ（影）を見るわけで　ここをクリアーするのは簡単ではなく　植物というのは　僕らが普段使っている頭の　知的マインドの領域には存在してなくて　この　エーテルとアストラルの領域にいる　なので　ここを知覚できるようになると　ある程度のコンタクトが取れるようになる　エーテルは　肉体の感覚を研ぎ澄ますこと　アストラルは　心を開くこと　僕の理解ではそんな感じだ　その意味で　ほとんどの人が　シュタイナー氏の本を読んで　理屈として　その領域を知ろうとするが　獲得はできない　自分の中の感覚を開いて　実際の畑でそれをするしか　学ぶことはできない　草むしりを長い時間やると　だいたいにおいて　人は瞑想に近い状態になり　本人は意識してなくても　生態系と繋がるチャンネルが開き始める　昔から　農作物を作る行為自体が　そうした　アクセスする方法だったのではないかと思う　長い年月を通じて　作物の成長を見守り　その畑のみならず　生態系全体とのかかわりを　理屈でなくて　肌で感覚で　アンテナを張っていく　古来より　百姓はそうして　言葉では到達できない領域を広げてきたのだと思う　僕は　できるだけ　そうした感覚を大事にして　野菜を作っていきたいと思う　
　ま　だけど　水がなきゃ　人参は発芽しないのだけどね（これに関して祈りは意味がない・・・今日の写真　育苗ハウスで使う　バスタブの水おけに水入れてるとこ