『旬の有機野菜セット』

11月第2週「旬の有機野菜セット」~大根も出てきたぞ編~風邪・人参食味・土に根ざすはこれ変人の証なり

1de77f97.jpg11月第2週「旬の有機野菜セット」~大根も出てきたぞ編~

じゃがいも(シャドークイーン)葉付き人参 白菜 水菜 ルッコラ ちんげんさい
マスタード にら (聖護院大根 キャベツ ブロッコリー のうちどれか)

さて 土曜日お届けのお客様よりいよいよ 大根が初出荷 聖護院大根が一発目というのは初めてだけど 予定では12月出荷だったもの ちょっと早くて球の太りが今一つだけど なんとか出荷のこぎつける 白菜 一日たつごとに虫に食われるのが発生 半分に切っての出荷ですが 多少 虫食いがあります ご了承くださいませ なかなか 今年の秋・冬は野菜がそろわない ブロッコリー・キャベツも例年だと 山ほど出荷しているけど まだまだ・・遅れが最後まで響くかもしれない

さて 先週のイベントが終わってから 体調が優れない 作付けもひと段落して ちょっと気持ちが緩んだところに やってしまった 風邪を引いてしまった うーむ・・・まさに 油断が原因 ちょっとした気持ちの隙間に ウイルスが入ってくる 昨日は新規就農希望Tさんが来る予定だったけど 朝起きてもう身体がふらふらだったので あわてて休みの連絡を入れて 寝込む そして そんな時に限って 出荷の発送間違いをしてしまって お客様にご迷惑をかけてしまう 今日はなんとか這っていって リカバリーの出荷をこなして 家でまた寝込む なんだか シーズンの疲れが出てくるプロ野球選手のように(こらちはまだリーグ戦は続くけど)疲れが取れない 農繁期でなくてよかった と思う ま そのあたりの病気や怪我になる時期をコントロールして初めて 一人前と呼べるのか・・・

 そういえば 先のイベントで 市販の人参と 僕の人参の食べ比べということで 名前を伏せて AとB を食べてもらって どちらが僕の人参か という実験を来訪者の方にやっていただきました もちろんこれは生産者にとってはかなりのプレッシャー やる前には(結果如何によっては 暴れたり 椅子蹴散らして このまま帰ることもあるかも・・・)と 
半ば 脅迫めいた台詞を吐きましたが・・・結果は 8割・9割ぐらいの人が 僕の人参を認識していただきました(暴れなくてよかった) 意外とわかっていただけるのだな と実感しました 僕らは日々 食べているのでだいたいわかるけど 初めて口にした方もいたとは思うけど よかった あとは 定期便のお申込みを受け付けています!(うう これ会場で言うのを忘れた・・・泣く)

 今日の写真 朝一番で畑に行くとたいがいこんな風景 朝靄が垂れこめて別世界が広がる
こんな時は 収穫に追われる手を少し休めて 余韻に浸る 畑には僕以外には誰もいない 何か絶叫したら こだまが返ってきそうでいい感じ 先のイベントで とても 実感したのだけど 僕には何か伝えたいことがある それは (土に根ざして生きる)という言葉に集約されるのかもしれない 僕自身が 土に根ざして百姓を仕事にしたことで救われた もし 百姓をしていなかったら 土に触っていなかったら どんな仕事をしていたのか 検討もつかないけど 確実に言えるのは 自分らしく生きるのはできなかったろうな・・・ということだ 都市で行われている その根底にあるもの お金にまつわるものや 人間関係 その他あらゆるものと うまく距離を取れなかった20代から30代 今でも もちろん人間失格の部類かもしれないけど 土を毎日触っているから なんとかバランスが取れる 
 そうして 周囲を見渡してみると 要領よくこの荒波のような現代社会をサバイバルできる人は そうは多くない気がする だとしたら ひょっとして 土に根ざして生きるということが 何らかの参考なりひとつの指針になるんではないだろうか とちらっと思う だけど とても残念なことに 今のこの国では 百姓として飯を食うというのは さらなるサバイバルが待ち受けるのも事実  だから 僕はけっして 農業を勧めない ネイティブの儀式のように 偶然という形を借りた運命を引き受けた人のみが 農業を営むことができる その資格を与えられる なので 勧めないけど これは! と思う変人には 強引でも やれ!と 誘う ま そんなわけで 変人の変人による変人のための農業 というものが落ち着く結論なのか(ていうかこんなこと書いてたら農業やっている人に殺されるな すいません あくまでも僕の例というか僕の感じでということです あくまでも)

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