さて 今日の写真 とある出荷日の風景 収穫してきた野菜を 古民家の入口に並べて あとは ひたすら箱に詰めていくわけど 冬と夏とでは 野菜自体の収穫量が全然違う 夏は少ない ミニトマトやら ピーマンやらは1コンテナで収まる時が多い それに比べて 冬の野菜は大きい 大根やらキャベツや白菜 みんな大物 なので 夏だと軽トラに満載すれば なんとかいけたけど 今の時期だと一回では無理 畑と古民家を往復することになり 時間もかかる 今の時期 朝5時だと外は真っ暗 でもそれぐらいに出て 卵を詰めたりして 外が明るくなる6時に収穫スタートして一気に 夕方まで 箱詰めに追われる 昼飯はなし ヤマトが引き取りに来て 無事に渡して 出荷が終わる 週に2回 火曜日と金曜日は 緊張状態で一日が終わる でも たまに何か間違えたりして お客様から連絡いただいて 頭を抱える でも 今年もあと残り 1カ月と少し 出荷を無事にこなすことができれば 農園は回る 今年の残りもがんばろう
昨日と今日は 来客がある まずは昨日 年齢20代前半の女性 研修希望とのことで 遠いところからやってきた まだ学生さん (うーむ しかし 僕の約半分の年齢 俺の青春はどこに行ったんだ?え?・・失礼) 農業というものは たくさんの役割と切り口がある 特にこれだけ情報化社会が進むと バーチャルと現実との境があいまいになり なんだか知っている よく知っている 本当に知っている そして 理解し自分のものにしている という学びの段階 に時間がかかるのを忘れて ネットで検索して 他人の意見や立場などをとりあえず取りこんで さも 自分がその事柄に精通しているような感じになってします そうしたものに比べて 農業の素晴らしいところは ある意味そうしたものと対極にあるところだ ごたくを並べていては作物はできない むしろ外部からの情報は邪魔な時すらある その意味で リアルを感じるにはまたとないものだ そして その過程はそのまま 精神修行や スピリチュアルな領域に直結している 祈りというものがどういうものなのか それは 野菜を作れば見えてくる とまで断言しないけど 農作業とはほとんどの場合 そうした領域になる てことで 今回のお若い方は その領域を学びたくて僕のところに来たようだ もちろん どんな形であれ 学びたいという人には 僕のできる限りのことはしたいと思う いやしかし 20代前半ってうらやましい もしそのころに 農業の世界に飛びこんでいたら もっと楽に・・・と 思うけど そうではないよね すべては理由があってのこと・・・・
で 本日は 明日のイベント バイオダイナミック若手(?)農家のトークショウを行うに当たって はるか宮崎から上京していただいた 岸上さんとフリーマガジン375の編集長や今回イベントのスタッフの方 5人でわざわざお越しいただいて 顔合わせと簡単な打ち合わせ 岸上さんは ハーブを中心に 1・五ヘクタールの畑をおやりになっている 就農3年目 ぴちぴちだ こちら成田の畑をご覧になって その広さに驚いていた そう 成田は畑をやるには最高 獣害ないし首都圏に近い ま 田舎だけど 宮崎もかなり田舎だそうだ 岸上さんは 高校生のころに バイオダイナミック農法のバイブル 農業講座を愛読 畑やりながら 今は毎朝サーフインをやるという 完全にまっとうな道をお外しになられたご立派な方(お前が言えるのか) 百姓同市は その雰囲気からいろんなものを感じあう ま この時代に 風変わりな農法をやっているだけでも 共通点は多く 話は尽きなかった 続きは明日 ふー 明日は朝から イベントをかけもち 体調は・・・いやもうそんなことはどうでもいい うまくいくことを祈るのみ・・・