バイオダイナミック農法

腰が・・・バイオダイナミック調合剤 農業と言う産業の捉え方

2870d2ad.jpg今朝 布団の中で目が覚めて 腰が痛くて動かせないことが発覚 それと共に 痛みでうまく眠れなかったのか 体が鉛のように重くて あきらめて 布団の中でじっとしていることにする うつらうつらして時が流れ 気づけば昼近く・・・意を決して起きる こんなときは畑は無理だけど やらねばならん仕事は山ほどある 明日の出荷の準備と夕方には 大根・白菜を収穫しておかないと・・・起きて ユんケルとカモミール茶を流し込み 熱いシャワーをがんがん腰に当てて 湿布を張って その時点で腰に(お前はもう死んでいる)と けんしろう張りに言い放ち 痛みを忘れることにして 軽トラに乗る 今日の写真 腰をかばいながら おふくろ大根抜こうとすると こうして 途中で葉っぱだけ千切れたりするのね(泣く)

土作りは冬が命・・・バイオダイナミック農法の根幹の技術 調合剤と呼ばれるものがあるのだけど 500番と言われる 牛の角に牛の糞を詰めて冬の大地の中に寝かせて 冬の大地のエネルギーを取りこんで 春になって掘りだして使う 大事なものがある
今年 その牛の角が手に入るかもしれない 今までは 仲間からいただいていたのだけど やはり 自分で作りたい ということで 4歳までの雌の牛の角という条件が基本なので かなり厳しいのだけど 今年の冬には挑戦できるかもしれない 

 バイオダイナミックの解釈によると 冬の大地はもっとも生命を高める その間 活性化する力を 角に取り込む 牛の角は外側を土で取り囲まれているために 生命にあふれた放射力は 角の内部の空間に向かって放射されて 周囲の大地からいろんな力を取りこむ
 とまあ こういうことなのだけど 実際に畑をやっている農家でないと その理解は頭でなくて 体で理解する必要があるわけで 答えはすべて実践の中にしかない ま 今後 本格的に取り組んで いろいろ見えてくるだろう 

 昨日のNHKのETV特集を見た方はいるだろうか? 佐渡のトキの放鳥に合わせて 米を無農薬に切り替えたという10年余りの葛藤の歴史をやっていた 
米は無農薬は野菜よりも難しい 問題は草 あの水がたまった稲の中を這いつくばって草を取る苦労を一度でもすれば 誰でもわかる 除草剤がなければ 今の米作りは成り立たないことを・・・ で 丹念に10年あまりの軌跡をやっていたわけだけど 最後あたりで やはり僕が思った通り残念な結果だった 技術的なことでいえば 冬季溜水という 冬場に田んぼに水を張る技術のみでは 草を抑えるのは難しい いくつかの技術を組み合わせる必要があるのを物語っている ここらあたりは 地域によって違うし年間を通じて 好き放題 水の手配ができるのか 水利権の問題もあるだろうし 結局は魔法のようなものはないということだ そして これが最大の問題 結局のところ 一生懸命トキの放鳥のために 付加価値をつけて 米を作って売って きちんと利益が出たのか・・・・答えはノ― 5キロ いくらならば 儲かるのか 3000円ぐらいでは 何ヘクタールもやらないとたいした利益はない そして もうそれほど 今の消費者は米にはたとえ無農薬といえど 価値を見出さない
 ずっと番組では 農業に真摯に取り組む農家の素顔を映し出していて それは素晴らしいわけだけども いつになったら 僕らのやっていることが きちんとしたひとつの仕事という評価をいただけるのだろう? 環境に優しいから 僕らはボランティアでいいのか? 成功者とは 何だ? 赤貧の生活で尊敬を受ける人のことか? マスコミはいつになったら 農業を普通の産業として僕らを捉える事ができるのだろうか?

 僕自身はそんな思いはないけども 農業者で是非 フェラーリに乗る人が出てくるのを望む 六本木ヒルズに住む農業者が出てくるのを望む それがわかりやすい一つのモデルだからだ さすれば それに続く若者が ほっておいてもいくらでも 農業をやろうとするだろう リスクを背負ってでも田舎で農業を始めようとするだろう 農業の成功とは単に所得の問題でないことは 僕らが一番知っていることだけど だとしても その成功のひとつに所得があっていけないということもない いろんな成功の形がいくつできるのか?で 農業という産業の豊かさが象徴されるのだというのが 僕の結論です・・・

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