4月も最後の週 気づけばもうゴールデンウイークはすぐそこだ いやはや・・僕だけじゃなくて あの日以来 なんだかばたばたしていて もう5月になったか・・と感じている人がほとんどだろう 今だ避難生活をしている 東北の多くの人たちが 安心して寝れる日が来るのはいつになるだろうか?
田んぼの代かきすべく 古民家に向かう農道をトラクターが行き交う 普段しーんとしているこの成田の田舎が 田植えの本番である ゴールデンウイークに向けて あわただしくなってくる こんな時でも 例年と変わらず 米を作る という行為自体が たぶん それぞれの農業者としての 自覚を促しているんだろう
東北で被災して 農産物を作れなくなった 農業者たち 補填するとか 保証するとか 農地を何年もかけて元に戻すとか もちろん それ一つ一つが凄く大事だけども 農業は 一年単位 今年あきらめてしまったら おそらく 相当数の農業者が離農するだろう お金の問題でもなく 何の問題でもなく 百姓は 農産物を自らの手で作るというその行為で 自らのプライドや誇りを 培っている 今年 できないんだ という事実が どれだけのダメージになるのかを たぶん 政府や関係者は 理解できないだろう・・・正直 僕はもう 被災された農業者の気持ちを考える許容はない 気の毒で見てられない こうなったら 一円でも 多く東電でもどこでも 現金ふんだくって(もちろん正当な行為です) せめてせめて お金持ちになってくださいませ
1カ月が過ぎて 事態がだんだん見えてきた今 何をどう整理して考えるのか・・僕なりに 考えました 3つの事柄を分けて見るといいのでは?と思います
①変わってしまったもの ②変えなくてはいけないもの ③変えなくていいもの
①番の変わってしまったもの は 当然たくさんあるだろう その土地や暮らし 被害は甚大で 経済やら何やら 今回のことで間接的にも被害を受けている人は 日本全国のみならず すでに海外をも巻き込んでいるわけで もう後戻りはできない 何が失われたのか? そして これからも失われるだろう事や物をできるだけ 事実を把握する必要があるけど やはり 希望的観測なるものが邪魔して ダメージを払しょくできてない感じ(僕自身も)
②変えなくてはいけないもの 今回 日本人が痛切に感じている部分はここだろう なぜ こうなったのか?起きたことは天災がきっかけだけど その後は明らかに人災だ 当事者である組織が 何も知らない僕にも 機能してないのは明白 今回 多くの募金が日々集まっているけど その善意が 即効性を持って 困っている人に届かない これは システムの問題だ そう 日本の多くの人は 皆 善良で今回のことで 犠牲的精神を発揮して行動している人は多い しかし それをうまく汲みあげていく システムがない その原因は 長年この国をリードしてきたのが 幼稚な老人たち だからだ 戦後70年かけて作り上げたお金を中心としたこのシステムは 信頼に基づかない けちくさい男のプライドのなれの果てだ では どうしたら新しいシステムを早急に立ち上げることができるのか? 僕の見立てでは 答えは簡単 今 その老人たちが坐っている椅子を 若い人に譲ればいい 30代・40代の 今のシステムに飽き飽きしている世代が 実権を握れば おのずと流れができて スムーズに運ぶシステムを いろんな 分野で構築できるだろう
良識ある老人が 同世代の権力にしがみついている幼稚な老人たちに (若い人に席を譲ろう)と 是非 声を挙げてほしい そして 余生は しこたま貯めた 老後の蓄えの一部でもいいから 世の中の人のために使って欲しい そして 生まれてくるこれからの若い人のために生きてほしい もう いいだろう・・・(頼むから尊敬できる大人でいて欲しい)
③変えなくていいもの 実はこれが一番大事なのだと僕は思っている 何が変わろうが 社会や時の世の風潮がどうあろうが 変わらないもの 今回のようなことが起きて 僕たちのような 社会の底辺を支えている 産業は 何が起ころうとも動揺せず 時の政権や風潮に呑まれているふりをして 実は 自衛手段としてそう見せかけている ぐらいのタフさが必要だと思う 今 僕らは明らかに不遇の時代だけど いつの日か 何百年先には 尊敬を受ける職業になるかもしれない 地球に生きている限り 生態系を司っていれば なんとかなる 人が作り上げている社会は ころころ変わっていくけども 所詮生態系の手の平の上で転がされているだけだ 人が本当に学ぶ対象は 生態系にある 時々の社会は 服を着替えるように合わせていけば事足りる 僕らは 真実を追い求めていけばいい 政府なんて 公明党でも共産党でも僕らにはほとんど本来関係ない
と この③点を バランス良く見極めていくことだ大事だなと思っている たぶん これから20年 日本はどん底だろう だけど 本来歴史なんてそんなものだろう 戦後あまりにも平和すぎた 他国から攻めてくるわけもなく 徴兵制度もなく のんべんだらりとして平和をむさぼってきた僕ら こんな時代でも 僕らは必ず 幸せになれるはずだ 僕は 必ず その道にたどり着いて見せるさ・・・・なんてね 今日の写真 里芋が植え終わったら 今度はやーこん 今年は苗作りもそこそこいいぜ