野菜あれこれ

えんどう君と レッドマスタード

5月13 レッドマスタード

うーむ デジカメが壊れてしまって 動画が撮影できず この日記の写真も 携帯で撮ったのだけど うまくアップできない ふー いわゆる センス・・・そう パソコンにまつわる基本的スキルというか 感覚的なものが一切備わっていないので 何をどうしたらいいのかがわからない 同じことを同じ手順でやっている限りには問題ないけど いざ 何かがあったら もう応用は効かない まるで 今 福島原発で起きているのと同じ理屈ですな・・・

 えんどうの収穫が始まった 今日はほんの少しだけど お客様全員に行き渡った しかして これ何がって 収穫が面倒だ とにかく時間がかかる しかも 下から実が付いていくので 今は地面すれすれのところをずっとしゃがみこんで 約30分 同じ姿勢でもって よちよち移動して取っていくので 疲れるのなんの・・・今朝は 4時起きて収穫を初めて 昼3時までぶっ続けでも終わらない 宅急便屋さんが来てしまい 焦る・・・無事に お野菜の段ボールを全部渡して すぐさま畑仕事へ 夜7時までやって もう限界・・・家帰って少し横になり 今 これを書いている ふー 

てことで 今日の写真(本日出荷のレッドマスタード・・・ちゃんと写っているのか?)
5月に入り つい先日暖かくなったころぐらいから 畑に虫が出始めた その急先鋒はあぶらむし・・・で 本日出荷予定の レッドマスタードに少し付いている そして ここからが問題・・・出すべきか出さざるべきか・・・ 今や 自然食品店でも 穴だらけの小松菜とか 虫に食い荒らされたキャベツとか 有機栽培でも見かけなくなった それは 何も無農薬が増えたからでも減ったからでもなく 単に 昔と違って 農家が出荷しなくなっただけ・・・用は そんなもん出していたら すぐに出荷停止を喰らうからだ そう 日本の消費者は きれいなものが一番だと思っている
新車のぴかぴかの車の感覚を 農産物に求めている なので 農薬を使おうが使わまいが きれいであることが前提条件であって それが 農業の世界の流通や 生産現場には 神の声として絶対的なものとなっているわけだ で 我が農園では 虫に食われたものはどうするのか? もちろん 基本は捨てます いまどき 虫に食われたものを出荷していては 顧客は離れていくだろう だけどもだ それで果たしていいのか?ということだ 
 
 年間を通じて野菜を作っていれば 虫がつくときもある それをすべて廃棄していたら 結果的に自分が苦しくなり 他へ価格を上乗せしたりせざるをえなくなるかもしれない さすれば それは 顧客にとっても 損ではなかろうか?最終的に 生産者がもっと楽になるようにならねば 営農は続かない 常に きれいなものがベースとなれば たまに虫食いがあったものは 許されなくなってしまう しかして 現場の畑の状態が今 そうであれば 多少は仕方ないのではないのか? と思う 自然と言うものはそういうものだ ということを伝えることもまだ 大事なのではないのかと思う まあ このあたりは 農業をしている動機やら 営農の考え方など 農家さんそれぞれ違うので 一概には言えないけど 僕は 顧客が農家を選ぶように 農家も顧客を選んでいいのでは?と思う 僕の農園では こうして たまには虫の着いた野菜も入ります いやであれば きれいなところから買ってください・・・というのが 暗黙のメッセージでもある

 お客様は 神様だけど どんな神様かは僕だって選ぶ権利はあるだろう? だって 最終的に 自分の命を預けるんだから・・・・ てことで 本日出荷の レッドマスタード 若干 アブラムシがついています 食べる前に 洗ってくださいませ お客様におかれましては 大変 不快かもしれませんが 何卒 ご理解いただけますれば 幸いです 

4 thoughts on “えんどう君と レッドマスタード

  1. 「農家も顧客を選んでいいのでは?・・・」
    最近のご時世では特に、この感覚を感じています。
    もちろん「選ぶ」という表現が適切かどうかという言葉の問題はありますが、「真実」を伝えることが重要に思うようになりました。
     お飾り的になってしまう言葉を用いた想いでお客さんにいい面ばかりを伝えたり、こちらがへりくだったりすることは真実ではないと感じています。

     最後の最後は「正義、真実」が勝る。
    これを信じることが、これからの時代に「特に」求められるだろうと思います。
    「正義や真実」に気が付いた方同士でつながればそれで充分だと思っています。
     
    原発の問題でイヤという程、嘘や偽りを見せ付けられています。
    そんな時代からの脱却を求める方に対して「真の農業、真の食べ物」を伝えるだけでも、有機農家はいっぱいいっぱいですからね^^。

    気付いた人同士でつながる量(売り先=栽培数)が適正になるように、「なんだか見えない不思議な力=自然の導き?」が導いてくれているように、今は感じています。

  2. >ご無沙汰してます 夏野菜の植え付けは順調ですか? 真実は しんどいですけど頑張ろうとやる気が出ます 嘘は とても疲れてしまって 体に力が入らない って 感じですかね?
     たぶん 僕らのようなやり方は 本当に その農家に見合った数と人格が一致するのでしょう その意味でも 導きは確実にありますよね

  3. 夏野菜の植え付けは、やっと今日、明日から開始予定です。
    遅霜が怖くて、怖くて・・・。
    でも苗は老化しまくりで、申し訳ない気持ちがいっぱい。。。
    もう来年からは10年前の種まき時期にしっかりと戻して、欲をかかないようにします。

    今日の大根400本のブログで、野菜に謝る姿勢はすごく共感します。
    この謝ることがとても嫌なものなので、大量に作付けはしないし、あるいは必至こいて販売をしています。
    その結果で、なんとか売上げをもらえる。。。という事に気が付きました。
    これでいいんだ、これが大事なんだ・・・ということを。。。

  4. >関東の記録では 5月16の遅霜というのがあるそうです・・・いや とくさんはちゃんと売れると思いますよ 畑見てないですけど 見なくてもご立派だと想像できますです 

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