コラム・百姓から見た世のつれづれ

タ―サイと白菜 世代の仕事と膝 イベント 北野武アウトレイジ

10月15ターサイと白菜

今日の写真 先日植え付けた タ―サイと白菜 さて 秋・冬の作付けも終盤に突入 気づけばすでに 10月も半ば もう ラストスパートに入った 季節が過ぎれば 百姓にはもうどうすることもできない 後悔しようが何しようが種まいても 野菜はできない できる時にできることをする あとは 何かに祈るのみ・・・・

 右の膝がこのところ 尋常じゃなく傷む そして 2日前からいよいよ歩行困難な状態になる 水がたまっているのがわかる ま よくあることだけども こうした 怪我などの回復もだんだん遅れがちになるのが 歳である証拠だ
10代ー首が坐ってない 20代ー今だ盲目 30代ー青春真っ盛り 40代ーようやく何かが見えて仕事を始める
50代ー仕事を前に進める 60代ー世間に恩返しをする 僕がおぼろげに感じている 各世代のイメージだ
 僕は今 40代後半 30を過ぎて 農業という業界に入り ようやく何かをつかみかけてきた感じだ そして 50代になれば 今まで得た経験で持って 仕事を前に進めることができると思う  ただ 膝が崩壊しているように 体は動かなくなるだろう 体が衰えと仕事の充実とが うまくバランスが取れればな と願うばかりだ・・・・

 昨日はオフ ま オフといっても 仕事に何かしらかこつけたオフになる 近くでわりと大きなイベントがあり 日頃お世話になっている カフェさんとかが出店されるので ご挨拶に行ったり 友人有機農家も出たりしているので 冷やかしにも行く 注目は 有機農家であるにも関わらず よくある 野菜販売をしているブースではなくて ワゴン車での 加工販売をしている友人農家さん 人参ジュースを中心に 自前の穀物でのおにぎりなどで 周囲の業者専用のワゴンと張り合っている こうした イベントでは 野菜は売れないが やはり 加工品のその場での暖かいものはよく売れる 有機農家の匂いを消して おされな感じで 販売している友人を見ていると この業界の未来がおのずと見えようというもの・・・・ 

 その後 街中の映画館にて 北野武監督(アウトレイジビヨンド)を見る 結論はおもしろくもなんともないけども 大事なのは お客さんが入っていることだ 芸術性の高い作品を撮るためには どこかで資金の回収が必要となる その意味で 北野監督はアウトレイジ2作は割り切って撮影したのだと思う 今回 僕が行った成田の街中の映画館では 一日5回で 2つのスクリーンで上映していた(凄い) (ソナチネ)の封切初日の悲劇的な観客数を体験している僕からすると 客が入っていることがうれしかった そもそも 日本の観客に北野作品がわかるわけはない 今回のようなわかりやすいストーリー わかりやすいせりふ回しでお茶を濁しておくだけで充分 それでもって今回の資金でもって また ソナチネに準じた傑作を残りの人生で是非 撮って欲しい・・・・・待ってます

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