『旬の有機野菜セット』

9月第1週「旬の有機野菜セット」~栗かぼちゃ初出荷編 この時期は夕方が恐ろしい 外の世界に開くこと

9月4栗かぼちゃ出荷
9月第1週「旬の有機野菜セット」~栗かぼちゃ初出荷編

じゃがいも(メークイン) 玉ねぎ 冬瓜(とうがん) 栗かぼちゃ 茄子 ピーマン ししとう レタサイ レッドマスタード
生バジル (きゅうりがおまけでちょびっと)

 さて 今日の写真 9月に突入ってことで いよいよ端境期に入りました そして 満を持して 栗かぼちゃの出荷がスタートです お野菜ちょっとボリューム減り気味ですが そんな中 レタサイがでかくて 助かりますね この時期 これだけ柔らかい葉物はたぶん他にはないと思います どうぞ 堪能してくださいませ! 9月といっても なんだか暑いですし いろんなところで竜巻やら 雨やら・・・いやはや 激しい気候が続きますね 竜巻なんて 子供の頃なかったですよね? いろんなことが起きていますね・・・・皆様もどうぞ お気を付けくださいませ

 さてもう 季節は前に進んで 秋の気配ですが 日が落ちるのが早くなりました ちょっと前までは 7時過ぎまで仕事できましたが 今日は6時で終了 ・・・そして 何がって この時期頭を悩ますのが やぶか や あぶ です 油断していると 刺されまくります ま 百姓仕事をしていて ちょっと不思議なのですが 通常 僕らはあまり刺されません 見学者や畑にお手伝いとかで 都会から来る人は それこそもう たかられて徹底的に狙われます 昔から それはなんだろう?と思うのですが 男性よりも女性 そして 若い子の方が刺されやすい気がします(血がうまいってことですかね?・・・ま おっさんの血よりはうまいでしょうな・・)
 しかして もう夕方5時を超えると 畑にいると たかられます どこに来ると思います? 顔です 口をちょっとでも開けると口の中に入って来ますし 場合によっては鼻の中にも入ります・・・種まきなどしていると 両手は塞がってますので それはもう 慣れてないと 気がおかしくなりそうな感じです じっと我慢して作業しているわけですが まあ 忍耐です・・・・

 さて 有機農業の世界に飛び込んで早 10数年・・・・・いろんなことがあったわけですが やはり 一番大きかったのが 3・11・・・それ以前と以降とでは 全然 有機農業自体の意味合いが変わってしまいました そして あれから2年 だんだんと もとに戻りつつありますが(ま 本当の意味でのもとにはもどりませんがね) 最近 よく思うのは どうやったら 自分の縛りをなくしていくか・・・です ま ちょっと意味不明ではあると思いますが 仕事を10年ひとつのことを 集中してやっていると どうしても その中で 仕事の常識やら技術的なことのレベルが上がるにつれて
プロらしくなっていくこと自体はいいのですが どうしても 発想や今までの慣行的なものに 縛られている自分に気が付きます・・有機農業 ふーむ この世界には たくさんの落とし穴があります・・・
 有機農業をやり始める人の多くが なんらかの理想なり 社会的な意義なりを 感じて始めることが多いわけですが やり始めていくうちに その原理原則にとらわれていく人が多いのも事実です 有機農業の常識・・・なるものが あるわけでして(そうなんです こんなにも狭くてやっている人も少ないのですがそれでもあるのですね) そこにとらわれやすいのですね・・・
 ま 僕は どこの団体にも属していませんで 完全に 一匹オオカミなので まだあれですが それでも 若い新規就農者などに遭遇すると 自分がなんらかの縛りと言うか 捕らわれているのを感じます たぶん 若い人から見れば 僕などは とても偏屈なちょっとおかしい部類に入る 有機農業者に見えるのだと思います ふーむ そうなりたくなかったけども そうした部分があることを 認めねばいけません ・・・
 そうした意味で 外に対して 常に開いているイメージを持つこと そして 実際に外の世界に行かねばなりません
ま 来年はカフェのオープンをしますので それこそ そんなことを悩む必要がないぐらい時間に追われて大変なことになると思いますが 農業という狭い世界に閉じないで 外と繋がっていくことを 感じるようにしたいと思います・・・

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