有機農業

春大根出荷!しびれるタンカレー・トニック 都市に肥料を!

4月2春大根出荷
今日の写真 はてさて いよいよ 4月に突入・・・てことで 満を持してと言いたいところだけどもまだまだ小さい春大根 冬の大根がとう立ちして終わりなので 仕方なく出荷・・・葉つき人参もそろそろ出荷と いよいよ春の野菜が登場 今はもう お野菜セットの主役は 白菜のとう立ち菜・・・・今日もお昼のランチで 生サラダでばくばく食べたけども 何をどうしてもうまい一品 こんなに美味しいのに 市場には決して出回らない・・・我が農園のお客様は幸せというものだ(極めて不快な自画自賛・・) 何卒 よろしくお願いします!

 さて 久々のブログ・・実は先週末 ちょっと泊まりで都市に出向いていた 2泊したのだけども この農繁期にこんなことができるようになったのも 研修生Aさんのおかげ・・・成田に来て7年・・・まったくもってありがたいことだ
 それで まあ 都市でホテルに宿を取って 行きたいところへ行ったりしたわけだけども・・・思うところがいくつか・・やはり 農業というか 畑は遠いということだ 僕は30を過ぎてから 農業の世界に飛び込んだのだけども
それまでは 田舎育ちといえども キャベツと白菜の区別もわからないど素人だったわけです そして20代は夜の商売をしていたりして 都市のなんたるかをある程度知っていたわけです そこから今や20年近く・・・・すっかり 田舎物の百姓になったわけですが・・・もう 毎日 家と畑を往復しているだけの日常なので 都市での感覚はすっかりありません たまに上京する際には もう電車の乗り換えなどがさっぱりでして 無事に目的地に着いた時点で万歳三唱! といった体たらくなわけです・・・・今回 高級な老舗BARにも久々に行き(いやあ この乾いた季節の喉に流し込んだ久々のタンカレー・トニック! きりりと最高でした!) 都市というものを 外側からたっぷりと味わってきました・・・・その中で 一番感じたことが 先程の (畑は遠い!)ということです 消費者が農業というものを 何の感慨もなく 中東で起きているアラブの問題などと同じように 決して身近に感じないその壁(僕は嘆きの壁と呼びます) その壁をあちら側から見ると 本当に農業というものは 遠いのですね・・・

 今回 おされな繁華街の中に 野菜スイーツなる店舗を見つけて入ってみる すでに 野菜スイーツは市民権を得ているのかどうかは知らないけども 僕の認識では まあ だいたい不味い・・・と思っていました しかして 今回の店舗は うーむどうして・・・なかなか 美味なのですね クッキーやらかぼちゃマフィンやらを数千円単位で買占めて 味見・・・・うーむ すでにかなりのレベルにありました おそらく 消費者から見たときには これが 身近な農業の入り口なのでしょう・・・・今後 個人としての 有機農家は 農産物の加工や販売 をしていくときに どこと競合するのか? となれば フードスタイリストさんとか なんとかソムリエさんとか そうした 食にまつわるプロデュースをしている方や店舗などと競合することになるでしょう・・・となれば 都会化された洗練されたセンス が要求されるでしょう しかして そうしたものにすんなり溶け込める農家はそれほどはいません・・・僕には無理です・・

 都市の人にとっては 畑というものは 遠くて 宮崎アニメに出てくるイメージなのでしょう しかして 現場はむしろ 中東の国境近くにおいて争うがごとくの 必死の戦いが起きているのですね 少なくとも我が農園はそうです 帰りの新幹線では いろんなことを考えました・・・・畑を伝えることにおいて すでに 意味はないのかな・・・という感じがしています 講演会などと銘打って 7~8年いろんな場所で 直接消費者の方に向けて 農のメッセージを伝えてきたわけですが 年々 手ごたえがなくなっていくのを感じています 3・11以降は特に顕著です そんなものはどうでも良くて 魂の農産物を おされなパッケージングなるもので覆い隠して おされな場所で汗などかくこともなく涼しく売る・・・そんなふうにできれば 楽なのでしょうかね・・・・(ま 僕には一生無理です むしろ スクランブル交差点で鶏糞まくパフォーマンスやってみたいなと・・・都市に肥料を!心に糞を!)

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