７月第２週　「旬の有機野菜セット」～半白きゅうりも出たよ編

　じゃがいも（男爵）　玉ねぎ　そうめんかぼちゃ　茄子（千両・長なす・賀茂なす）　ピーマン　きゅうり　キャベツ
とうもろこし エンサイ　ルッコラ　

今日の写真　半白きゅうりが少量出荷　すでにきゅうりは３本目に突入　その半分がこの白いタイプ　次の４本目が　加賀太きゅうりになる・・・同じウリ科のズッキーニが終了　一気に枯れた　そして　何がって　生育中の長期保存用の白系かぼちゃ　約３００株に一気に病気が広がる　気付けばもう手遅れの状態・・・・はっきり言って　泣きそうだ　越冬用の大事な１品目なのだけど・・・これは痛い・・・秋にもう一度やってみるか・・・

　有機農業の極意それは畝間にあります・・・・さて　野菜作りの本などを見ると　まあ　キャベツやら白菜やら　作り方がたくさん書いてあるわけですが　僕のような　ヘクタール単位で薬剤を使わずに野菜を作っていると　どこにポイントがあるのか？と　問われれば　それは　畝間です・・・・マルチを張って　株間４５センチでキャベツの苗を植える　どこでも誰でも知っていることですが　きちんと　キャベツができるのかどうかは　畝間の草をきっちり押さえたのかどうかにあります　ま　家庭菜園レベルならば　大丈夫でしょうが　反単位で作付けをしている場合　当然　草をどう抑えるのか　が勝負になります・・・ちょうど　この時期　一番草が多くて　除草対策に追われます・・・当然　わが農園の場合　どうしても後手になります　そして　いろんな野菜が草に覆われていって　最終的に放棄するはめになるわけですね　今年は　落花生が草に覆われて　残念ながら　全滅です・・・ま　落花生は　９月専用の端境期対策なので　メインの野菜ではないのですが　あの甘いゆがいたばかりの豆の甘みを堪能して欲しくて　毎年作ってますが　昨年は　いのしし　今年はいのしし対策はばっちり　しかして草に負ける　と悲惨を極めております・・・・
　もう一台　専用の草刈り機械を導入しようかと検討中です・・・

　ゆーちゅーぶで　北野武監督　（キッズリターン）が見れました　僕が敬愛する北野作品の中でも　一番好きな映画です　たぶん　キッズは１０回は見たと思う　すでに台詞が頭に入りつつある　（でも金子賢はなぜ俳優止めてしまったのでしょう　才能あるのに・・）　若者が世の中で伸し上がるのに　楽な方法などない　という当たり前のことを　きちんとこの映画は教えてくれます　若い２０代のころは　何かを積み上げる　なんてかったりーことやってられるか！　僕はそう思ってました　どこかに何かいいやり方　おもしろい方法があるんだろう　と思って　いろんなところへいき　いろんな人やものや考え方に会いに行きましたが　３０を過ぎて　それは間違いだ　と気付きました
　そして　３４歳のときに　すべてを捨てて　農業の世界に入りました　ゼロから１を　１から２を　そう思って　地道に積み上げてきて　もうすぐ　５０になります・・・ようやく今　土台のようなものが出来上がりつつあるのを　感じます・・・残り何年かかるでしょうか・・・バベルの塔のようなでかいものを建てる余裕もつもりもないですが　小さくても　けんこ（なぜ変換できん）な　ものを建てようと思っています　そして　未来永劫なものを・・・・はは　言うだけ自由さ！