田舎暮らし

うすむらさき茄子 まったなしの農繁期 うちの子はプロ野球選手になれますか?

8月13うすむらさき茄子
今日の写真 うすむらさき茄子 さて 8月もすでに半ば お盆のこの時期はいろんな夏野菜が一休みすることで知られる でもって 我が農園の場合夏野菜のメインは 茄子 千両の1番手がすでに疲れてきて 切り戻したこともあり 次々と出番を待つ茄子が出てきます ってことで しばらくはこの白いうすむらさき茄子が出てきます・・・

 さて 待ったなしの農繁期に突入 この時期に入ると1日の遅れが 収穫には1ヶ月の遅れになる ことからも 毎日 緊張感が漂う 種まきにしても 9月に種播いても 意味がないものがあるわけで 遅れてないか?何か遅れてないか? と 毎日 チェックが入る もうこの時期は 昼飯もすっとばしての作業が続く  そうしたことからも 深く眠ることができなくなって 夢見も悪くなる 
 昨日なんかは とにかく なんかに追いかけまくられる悪夢を見て 朝起きても全然疲れが取れてない うーむ・・
だから しばらくすると思うわけです 早く10月にならないか と・・・・10月になれば もう 秋・冬の作付けもいまさらじたばたしたってしょうがない という開き直りの時期でして その時点で 作付けが成功しようが失敗してようが へらへらするしかないわけですな・・・(いいのかそんなんで)

 さて 最近は 農家になりたい とのことで問い合わせがあるのだけども これ たぶん現役の有機農家ならば なんとも答えようがないのですね 例を出すとするならば・・・・とある 親戚にプロ野球の選手がいたとして・・・
中学生の息子が 野球部に入ろうとした時点で その親戚であるプロ野球選手に 聞いたとします (あの~
うちの息子は将来 プロ野球選手になれるんでしょうか?) (・・・・) そのプロ野球選手はどう答えるでしょう?
社交辞令とすれば (いやあ 頑張ったらなんとかなるでしょうか? まずは 甲子園を目指しましょう!) しかして 本音は(俺がどれぐらい頑張ってきたかあんたにわかるのか? プロ野球? 甲子園に出れる高校に入れるとでも思ってるの?) ってとこでしょうか・・・この プロ野球を 有機農業に置き換えるとわかりやすいのですね・・
日本ハムのハンカチ王子斉藤君 あれだけの選手でもプロに入ればあの通りです まだ 研修はおろか 普通の会社勤めをしている段階で 有機農家になれるのか?と聞かれても 社交辞令では まずは研修に行きましょう!と答えますが 本音は (なれるわけないでしょう! どっか 1~2年研修に行ってから質問してよ!) ということです(ま 研修先で現実を知ってうちのめされること必至)・・・・(最近は若い女性が多いですが 一番の早道は 農家の嫁に入ることです そして じっと親がなんとかなるまで待つんですね・・・なんとかは僕の口からは言えない)

 今日は 夕方畑からの帰り お盆の行事らしくて 家族揃って 手に提灯をぶら下げて お墓に行く団体とすれ違う 研修生Aさんと 汗と誇りにまみれて それを異空間のように見守る ああ・・・そうか ここは田舎だったのね
畑しかない 激烈な戦場ではなかったのね と 思い直す・・・・たまには 先祖に手を合わせねばな と思いました

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