コラム・百姓から見た世のつれづれ

防虫ネット赤 台風それほどでも・・・塩野女史のフェミニズム論

8月9育苗赤ネット
今日の写真 今年初めて導入した 防虫ネット赤 100メートルで3万以上と高価なので 育苗専用で試しているのだけども 今のところ 虫が入ってはいない 例年だと 8月半ばには多少なり 虫食いにやられるのだけど・・・てことで 結論から言えば 効果はあるみたいだ ま 畑に使えればいいのだろうけども 今 現在保持している 農資材の中で たぶん この防虫ネットが一番高価だろうと思う 10年以上投資し続けてきて おそらく 軽く50万以上は防虫ネットだけでかかっていると思うので これからさらに この赤いのを投資していたら まさに 破産してしまう・・・・ うう 金ばかりかかって いつ回収できるのかわからない それが 有機農業というものです(いつも泣く)

 さて 台風はそれほどでもなかった まあ ありがたいのが雨がそこそこ降ったこと でも もっと降ってもらってもよかったぐらい 風もそれほどでもなくて 例年だと 茄子やオクラが倒れたりするけども オクラがしっかりと立っていたことからも そんなに強い風ではなかったようだ しかして 四国の高知では 観測以来最強の雨が降っている真っ最中だというに こちら 成田では一滴も降らないという状況・・・まったくもって 天候と言うものは 不公平の極み 生態系というのは 極めて残酷でシビアなものだ 太陽が毎日 東から昇ることを当たり前と思い それに対する感謝を忘れて 台風を恨む 人間とは 百姓とは勝手なもの 日々 当たり前であること自体を 心に刻みたい

 今月の文芸春秋・・・おそらく今の日本が生んだ 最強女史 作家 塩野七生女史・・・の記事 現在のイタリアの内閣ではその大半が女性らしい そして 若くて美人で子持ち 首相の経歴は市長であって 国会議員の経験すらない そう イタリアは大胆に半ば 強制的に政治を斬新に前へ勧めたわけですな (ま ベルルスコーニという妖怪がいる限りだめだったのは間違いなかろうけど) そして 我が祖国でも女性の登用というのは盛んに叫ばれているわけだけども 結果は一向にすすんでいない かの女史は そこのところを発言されているわけです
 (これまで長く女たちが活用されてこなかったのは男たちが妨害したからか?それもと 我々女の側に 戦略が欠けていたからか?つまり 男社会 と叫ぶだけで 我々女の無策による責任を転嫁してきはしなかったか?なにしろ 男女平等を叫んで70年 企業でも70年も成果を出せなければ 経営陣はクビだがフェミニズムの世界ではこの原理は通用しないらしい これって 普通に考えておかしくないですか?) ふーむ これは 見過ごしがちな視点だろうと思う 特に 同じことを男性側が言えないからこそ 意味があると思う 結局のところ 会社に入ったときに 男性と同等の仕事をするように言われること自体 男の仕掛けた罠 だと塩野女史は言う それは 結果的に 男の後ろを歩けということと同じ 男を越える仕事をこなして始めて意味があると説く そして 馬鹿のひとつ覚えみたいに セクハラと叫ぶのはやめようと訴えているのは 正論だと思います・・
 農業の世界においては 性差別は 当然のごとく存在します それは役割であって 田舎で文句を言う人はいません 農家を仕切っているのは 奥方です 決して旦那の前には出ず しかして 最後のタズナはきっちり握る 
最近は 農業をやりたいというのは ほとんどが女性です 若くていきのいい20代・30代の独身女性が 田舎を活性化させることでしょう 僕のような おっさんは 出る幕はどんどんなくなるでしょう ま そういうことです・・・・

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