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最強さつまいも農家 人生は問屋がおろさない 

10月4さつまいも機械
今日の写真 はてさて いよいよ10月に突入 ということで 今日は台風が来る前に ひたすらさつまいもを堀りあげる ということですが 写真は我が農園のことではなくて そのお隣の さつまいも最強農家さんの収穫風景です
もちろんこちらも 専用芋ほり機でほっておりますが 規模がまったく違います この機械であっという間に畝の長さ約200メートルぐらいを 行ったり来たりして トン単位でさつまいもがどこどこたまってきます まあ それはそれは凄いものです 研修生Aさんと まさに 指をくわえて こちらの悲惨な状況とを見比べながら 唖然としている状況でした・・・(何百とある畝のうち わずか 2列ちょっとで 2トン車が満載になるってどういうこと?)

 9月の頭から いろんな出来事が巻き起こっていて なかなか 気持ちが優れない日々が続く 来年 50を前に つくづくと思う どうして生きることはこんなにも大変なんだろう? と・・・20歳ぐらいのときに 今の現状の気持ちを知っていたらば まあ どうしたろう?迫り来るその苦難に備えて もっと真面目に生きようとしたろうか? それとも 何かから逃げ出したろうか?(当然逃げたろうて・・・今だって逃げたいぐらいだ)
ま もともと 僕はアウトサイダーな人間で 社会との折り合いをどうつけていくのか?という課題をずっと持って生きてきたけども そこに 有機農業というのはうまくはまったわけですな なんといっても 斜陽産業でもって 誰もやらない仕事のひとつ そして 成功したらば 畑に篭っていて 人に会わなくてもいい わずらわしい社会から隔絶された雰囲気で仕事が成立する・・・なんてなことを 思ってやってきて それは まあ 半ば実現したのかもしれない
しかして しかして・・・ソウは問屋がおろさない・・・何をやっていようとも それは 社会の一員 野菜を売るためにも 社会との関わりというものを 見つめなおす時期がやってくる そして それは ある意味若い時代に 僕があきらめてしまったことのひとつでもある でも それが今 忽然と壁のごとくに 目の前に立ちはだかっているんですね
 それは もう 畑に篭っている時代遅れの百姓には きついんですな・・・
生きるということは 常に自分ができることの ちょっと先 かろうじて手が届くかどうかの課題が常に与えられて 頑張らねばならない それは時に 極めて 疲れるんですね そう 感じているのは僕だけじゃないはずだ 体の疲労 心の疲労 それが 如実に出るのが 50という年齢の重みかもしれない・・・

 今月の終わり近く 久々に 人前に出る ちょっとした集まりがあって僕の例のドキュメント上映が行われる そして 僕を囲んで少し話もするようだ 最近は 自分のやってきたこと 自分のやっていること をどうやって伝えていいのかわからなくなっている 理解されない という前提で何をどう話すのか・・・ひたすらネイティブのアメリカンの唄でも唄うか久しぶりに・・・

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