新規就農

赤大根 空き古民家下見~新規就農者に人権はなし毎度毎度

11月7赤大根
今日の写真 本日初出荷の 赤大根 火曜日出荷のときは 赤辛味大根を収穫したのだけども もう少し太りが欲しかったので ちょっと待ちにして こちらの赤大根を出しました これ 酢漬けにすると きれいだし 味は最高なんですね 僕は 田舎育ちだけど がっつり漬かった 漬物よりも 一晩ぐらいの 食感のある浅漬けが好きなんですね なので この赤大根の酢漬けは最高です・・・さてさて これから どんどんと大根 いろんな品種が出てきます どうぞ お楽しみに!

 さて 今日は また 少し状況が前に進みました 朝一番で 空き古民家を見せていただく いつも お世話になっている高柳家さんからのご紹介で 空き家になって2年たらず 場所は 今のところから 数百メートルという願ってもない場所 今回 高柳さんも同伴でお付き合いいただいて 中を見せていただいた・・・・中は 思ったよりも状態も良くて ガレージがついていて そこで出荷作業ができそうだ 水道も引いてあるし 井戸もある ちょっと庭が狭いのと 家の前が急坂になっているので 雪のときなどがちょっと大変そう などなど まあ メリットもあれば デメリットもある しかして 今はそんなことはどうでもいい・・・とにかく 12月末までには 今の古民家を出て行かねばならない そして 1月1には 別の場所から野菜を出荷せねばならない 完全にお尻に火がついている状態だ 出荷作業は何があっても (たとえ太陽が燃え尽き 月が砕け散っても)やらねばならない お客様が待っている以上 休むわけにはいきません 来週には 本当の所有者が関西におられて 電話で返事をいただくことになっている

 いつも 言う事だけども (新規就農者に人権はなし) 今回のように 何かあったときには 新規就農というものの基盤がいかに脆弱なのかが露呈する 僕はそこそこ成功している部類にも関わらず いざとなったら 頼れる方は 高柳さんしかいない あとは 良心のある地主さんだけだ・・・田舎では お金で解決する範囲は狭い 
こんなときには 祈ることしかできない・・・農業者における 努力 とはなんだろう? 畑は努力でなんとかなる 野菜つくりは大変だけど 自分の力でなんとかなる部分は多々有る しかして 今回のようなものは 努力でもなんでもなく 単に 運 に近いものだ そして その 運 が 実は 新規就農者にとって 一番大事なものだ ということを この業界に入って15年あまり つぶさに見てきた 努力ー運ー引き寄せる人間力 僕が この成田の地で 農業が今後もできるのかどうか その鍵は 実はどこかの神様か運命の何か が握っている それが 真実なんですな (逆に言えば ポーカーか何かのゲームやらせて 負けたことがない とかいう強運の持ち主に 限界集落あたりの過疎で 畑やらせたほうが結局は成功するかも・・・なんてね・・・そりゃ 単なるギャンブル運か?)

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