コラム・百姓から見た世のつれづれ

10年越しのテーブル 肉離れ 顧客減少 世に出ること

12月13テーブル
今日の写真 さて古民家の引越しも佳境に入る 残り2週間ですべてを新たな家に持ち込む このテーブルは出荷をしているテーブルです 10年以上経つかな 来週からスタートする新たな家のガレージに設置しました 気づけば 神奈川時代たぶん買ったのはリサイクルショップで500円ぐらいで買ったと思う(このことたぶんこのブログに書いていると思う) いやあ とうとうこのテーブルもこれで3箇所目だな・・・僕が出荷するお野菜のすべてはこのテーブルから袋詰めされて送られている そう思うと やっぱ感謝ですな・・・

 右の太ももが痛い たぶん軽い肉離れ・・・高校時代に肉離れやってから なんどかやっている まあ 癖になってしまっている しかして痛い おまけに 同じ右の膝も曲がらない てことで 右足はまったく役立たず・・・・軽トラの運転ですら一苦労だ この忙しい時期に・・・ハウスが完成して ちょっと一息・・・てことで 体がダウン気味 どうにも動かない 我が農園の場合 基本 むりくりになんでもこなしているだけなので あ?だめかも? とか思って常識を働かせた瞬間に すべてが終わってしまう・・・いろんな状況を無視して前に進む これが僕のモットーだし それ以外に農園が回る方法などない しかして そうした無理なやり方は こうして体がだめになった瞬間に途端にモチベーションが崩壊してしまう・・・うう てことで どうにもこうにも という状況でして・・・まあ なるようになるし どうにもならんときはどうにもならん

 さて 今月で2014年も最後・・・このところまた 顧客減少が続く 今年は何度も上映会&トークイベントを行った もちろん 農業の現場を伝えたい というのがメインのテーマではあるけども 多少なりとも 販促活動の一環でもあるわけです・・・しかして 結果から言えば ほとんど効果はなかった 上映機材も高いの買ったけども元は取れないか・・・どうやったら 顧客が増えるのか・・・・残念だけどもう 時代には追いつけそうにない 我が農園は取り残されつつあるようだ (いいものさえ作っていればいつか必ず・・・) 農業を辞めていく人の口癖です 今の消費者はそれでは振り向いてすらくれない 畑を休まずやり 慣れない都市に出て 自ら企画して講演をやり 映像を流し 話しまくり頭下げてお願いする しかして 野菜は売れない・・・・これ以上どうしろと?(動かん右足引きずって24時間チャリティでフルマラソンでもすべきか?哀れみで野菜買ってくれるか?)

 このところ 名前と顔を知っている仲間の農家がどんどん世に出ている みんな 僕より若くてやる気もあるし 才能もあるし 野菜作りももちろん立派 中には 本を書いてベストセラーになっている人もいて すっかり後塵を拝してしまった しかして 農業の世界から 一般の世界へと羽ばたく様は見ていて気持ちがいい そのままがんがん行って 六本木ヒルズに住んで欲しいと心から願う・・・ 実は今日の土曜日 後輩のアラスカを撮り続けている写真家 松本紀生氏が都内にて 講演を行っている 直接彼から案内をもらったのだけどもこの忙しさでいけないので 研修生Aさんに勧めた 彼も今年 (情熱大陸)に出て とうとう有名人の仲間入り カフェが出来たら 一緒に店で トークイベントしようぜ!とエラそうに言っていたけど それはもう無理かも・・・(日経ホール満杯にする男だぜギャラいくらだよ)
 凡人 にすらなれない 哀れな貧乏百姓・・それが自分のありのままの姿だ 2014年はきつかった・・・来年はいいことあるかな・・・
 

  

 

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