新規就農

芽キャベツと手で触ること 農業法人の行く末 

9月5芽キャベツ
今日の写真 先日植え始めた 芽キャベツ 数年前からこの冬に力を入れている野菜のひとつ 秋・冬は3回に分けて植えつけて連続出荷を狙う 野菜というのは キャベツ ひとつとっても 品種があり その味も含めて 栽培の細かい特質があって 実際にこうして自分で種を播いて 苗を作って 畑を準備して植えつけてみると 種袋の裏に書いてある メーカーの能書きが嘘っぱちであることがよくわかる 自分で作ってみて 実際に収穫の際に触ってはじめてその結果が見えるわけです 僕は収穫の際には基本 素手だ なぜならば 触ったときのその野菜から伝わってくる 感触があって それがその品種を今後も作るかどうかの決め手になるからです 食べてみてうまいものは 触ったときのこちらに ずどん! と伝わってくるものが違う 若い頃 ヒーリングの手法で (レイキ)というやり方をいくつか学んだけども 手のひら そして 指先から感じるもの そして 自分の手先から流れ出ているもの そのエネルギーをコントロールする技術だ 20代の後半に集中してそうしたトレーニングをしたこともあり だいたいの糖度のようなものが触ってわかるようになった その意味で 僕は畑でもなんでも 実際に 素手で触ることにしている(特に人の体を触るときはある意味とても怖いのですよ) その指先から入ってくる情報量というのはなかなかのものなんですな・・・・百姓の心得のひとつです

 何気なくヤフーニュースで 某大手居酒屋チェーン(〇民)が苦境だとやっていた ふーむ・・・以前ならば 飛ぶ鳥を落とす勢いだったと思うけども・・・・時代は変わるのですな そして 僕が関心があるのは この居酒屋チェーン 農場も自前で持っているのですな たしか 設立して数年で 日本で最大の有機農業では最大の法人となったわけです そして そこで働いたことのあるスタッフの話を漏れ聞いていて (へー)と思ったものでした(あなた夜中にヘッドランプつけて畑で種まきさせるのよ凄くね?) で これ 本体がもし倒産となったらば 農業のほうはどうなるんでしょうかね?いくつか農場があるわけですが ひとつの農場の例・・・・圃場7・5ヘクタール 正社員3人 アルバイト10人 正社員の給与約13万円 人件費4割 肥料代1割 種苗代1割 その他3割・・・・つい最近ようやく黒字になったらしい(しかしてあくまでも補助金があってようやく成立する世界なければ農場単体では黒字にはならない)・・・・畑の広さは 僕と同じぐらい まあ 売り先は自前の店舗でさばける+ブランドで売る などで今はあるだろうけども 倒産したらそのネームバリューはどうなるのか・・・用は 作っても売り先がなくなるでしょうな・・・・しかして 残るスタッフはどれぐらいいるのだろう・・・ 俺が機械など買い取ってあとはやります! というガッツのあるスタッフがいるだろうか・・・僕のように 種まきから出荷まですべてを一人でやっているから 黒字になるわけですな 農場の上には 取締役とかいて その人たちは種まきをするわけでなく畑に依存している管理者 そうした 畑にぶら下がる人が多いほど 利益は出ない・・・・
 
 有機農業の世界に いろんな業種の法人が参入するけども 普通の産業のように 会社としての組織を作ってから入っても まあ うまくいく可能性は低い 現場から 畑からのビルドアップで成功したパターンがほとんどなのは(家族経営の個人→法人)所詮農業は 頭から入るのでなくて 体である 技術から入るのが正解 ということを示していると思う まあ もちろん我が農園のような頭のおかしい農園主がやっているようでは話しにならないけどね・・・・(これ性格が問題なのよね・・・・)

  

1 thought on “芽キャベツと手で触ること 農業法人の行く末 

  1. 弓木野さん、お元気そうですね、覚えてますか?20年以上前に京都の20thCLUBでマネージャーをしてました高垣です。何気なく検索していて、このブログにたどり着きました。あまりに懐かしくてメールしました。俺は今、実家の兵庫県但馬で生活しています。丁度、先月いっぱいで仕事を辞め、次の仕事を模索しているところです。俺の家も兼業農家で2,3日前に稲刈りを終え出荷待ち状態です。将来的には飲食店を出すそうで、そのときにはぜひ一度寄せてもらいたいです。またそれまでにも一度農場の見学(?)に行かせていただければありがたいなと勝手に思っています。また熱い想いを聞けたらなと。ps松本がすごいことになってるんですね。斉藤教授も。健康を祈念しています。

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