百姓ズCafe

レタサイ いろんな輩(やから)たち 百姓ズカフェでは1品 200円

9月30レタサイ
今日の写真 収穫適期を迎えた レタサイ 美しい・・・とうとう10月に突入 夕方になれば とんぼたちが大挙して上空を飛び回り 夕暮れとあいまって和む しかして 作付けはまだ終わらない 今日 最後の白菜を定植 明日 最後の大根を播く 今の時点で 秋・冬の作付けの点数をつけるのならば・・・ぼろぼろ・・・誠に頭が痛い 12月~の越冬分のキャベツが壊滅したり 葉物がどうしても手が回らず播くのが遅れたり・・・すでに 今の時点で 遅れは取り戻せない 今年は もう 惨敗であった・・・・(終わってないけど)
精神的にももう今年はかなりやられた 最近 畑の真ん中で ふっと立ち尽くしてぼーっとしていることに気づく
モチベーションがどうにもこうにも という状況 来年以降は ちょっと気持ちを立て直してやらねば・・・

 ホームぺージを構えて長年やっていると いろんな問い合わせがある いろんなキーワードで検索して それにたまたま引っかかるわけで 相手はこちらが どんな形の農業をしているのか その規模やら 生産能力など 完全に無視して(というか違う業界ならばわからないとは思うけどもね) 連絡してくるのですね そこそこちゃんとした会社から きちんとしたフォーマットのメールで来るわけですが 内容はもう 笑ってしまうものが多いのですね
 ここ二日立て続けで来たのでちょっと紹介(もちろん無記名にて)
某居酒屋チェーン店 聞いたことあるかな ぐらいのところ・・・大根の加工品を探しているらしく 直径と長さまで指定した物(たぶんおでんか何かに使うのか) 一個60円(これ皮むいて切って加工した上での値段よ) で 7万本(!!!)欲しいとのこと・・・笑うしかない 個人の農家で請け負えるところがあるとは思えないし 大根1本そのまま出荷するのでもこの価格でみんな普通に出すのかね この夏の異常気象でもって 契約しているところから 間にあわなかったのだと思う 舐めている というよりも 何もしらずにネット検索して探して 工場と同じように注文して届くと思っているのでしょう はは・・・こんなの相手するところあるんでしょうかね・・・
 もうひとつ 今度は出版社・・・今度新しく創刊する雑誌とのこと(あんあん とか のんのんとかと似たような感じかな) 企画書には美辞麗句が並ぶ 30~40代のワンランク上の女性セレブ御用達 オーガニックライフなんたらかんたら 厳選された素材に 厳選されたなんたら・・・(何が厳選だよ ネット検索しているだけじゃん) 表紙は 超有名女優(僕も知ってましたよ)を起用とのことで お美しく笑っておられました・・・問題は 掲載費用 いくらですか?と 聞いてみると 価格一覧を送ってきました その金額が凄い 1万ぐらいだろう的な感じで思っていたところ 最低でも 二桁万円 なんと 最高3桁万円 ひえー!(表紙近くの4ページカラーでだって) これ 単に掲載するからお金をいただく という別の商売ということなんでしょう 記事でもなんでもなく・・・これ オーガニックというキーワードで検索して一斉送信しているでしょうから 新規就農して数年の新米有機農家さんにもたくさん届いていると思うと笑える・・・・雑誌名はわかっているので どんなオーガニックの業者がこれに乗るのか楽しみですな・・・(いやよく知った有機農家が載っていたら凄いね・・・広告代払えるんだあ!)

 他人のふんどし で商売をする その連中をまとめて (輩 やから) と僕は呼んでいます 農業の関連は多いのですね 某築地の連中とか 農家のことを虫けらぐらいにしか思っていないようですし そうした 業者というのはいくらでもいます 直営カフェである 百姓ズカフェでは すべての野菜は 基本 1品 200円です すぐ近くにある 某大手のスーパーの有機のコーナーの半額近いかもしれません なので 今 出している シャドークイーンのじゃがいもを手に取り (なんでこれが200円なの?安すぎる)と驚いて買い占める方もいます たぶん 安いでしょうし 市場の価格が今はいくら? とか 僕には関係ありません 畑にあるものを送る それだけです・・
 ですから 虫に食われた葉物を見て 遠慮するのでしたらば 僕は買ってもらわなくても全然けっこうです
農家としてのリスクや思いを 価格でしか判断しないような あほな消費者に僕の野菜を買ってもらおうとは思いません ギブあんどテーク 僕が背負っているものと 消費者が差し出せるもの お互いが納得できる場所を見つけて行きたい と思って今までやってきたし これからもやっていくつもりです はい・・・・ 

 

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