有機農業

壊滅キャベツ 最強さつまいも慣行農家に学ぶ 越後屋

10月9壊滅キャベツ
今日の写真 さて 聖護院大根に続き キャベツが初出荷・・・・といえど この有様・・・ほぼ壊滅に近い うう・・・まれにみる完全にやられた状況 まだ 巻きが甘いけども 置いておけば全滅するの当然なので すべて出す・・まあ 今年は作付けに関しては ほぼ 何も良くなかったといえる1年 それを象徴するような出来ですな 野菜を作る といえば 種を播いて苗を作って畑に植える やっていることはそれだけだけども そこに至る過程においては 設備や機械類 各種農業資材 そして 人材やら 事務的なバックアップ体制などなど(プライベートも入るのか) 野菜の生まれる畑 以外の目に見えないところが重要になる 野球で言えば 球団やらフロントや裏方などなど・・・今年は そのすべての体制がうまくいかなかったということだ 畑の規模 顧客数 資金面 そして 今年は店舗運営 が入ってきたことにより 完全に手が回らなくなった・・・なんというのか わが農園の場合 何が限界で 何がどうなのか というデッドラインというものの判断が もう ここ数年よくわからなくなってきていて 果たしてこれはいけるのか? いや いけないのか? という冷静な判断ができていないのだろうと思う
 一人で8ヘクタール回せるのか? と問われて たぶん誰も有機の野菜セットじゃ無理よ と即答すると思うけども 正直 僕はどこまでできるのか? をちょっと知りたかったというのもある 結果 まあ 見事 玉砕したわけですな・・・今年は 白旗 を掲げる事になりました 来年は心機一転 自分を一切信じずに 他人に泣いてすがろう
と 心に決めた一年です(いやそれもどうかと・・・ね?冷静な判断できてないでしょ)

 季節はすでに10月半ば このころになれば 周囲のさつまいも農家はみな 一斉にさつまいもを掘りだす 千葉@大栄 といえば この千葉を代表する さつまいも産地 本州では 千葉・茨城が雌雄を決する農業県なわけですが 千葉でいえば この北総台地が代表的な一大生産地なわけです 富里のすいか 八街の落花生などなど 地域によってブランドが確立していて ここらでは さつまいも農家にあらずんば農家にあらず 的な雰囲気すらあります・・・てことで 周囲のさつまいも農家さんたちが それこそ タイガー戦車のような芋ほり機械に乗って畑に登場するわけですが(BGMは当然ワーグナーです) 僕は彼らの作業の邪魔にならないように 小さくなっております・・・・
 成田にやってきたときに 何が一番驚いたのかといえば この彼ら慣行プロ農家というものの凄まじさです 彼らは凄いのですね 徹底したプロなのです 無駄なことは一切やらない 天候に左右される農業というものを その安定しない外界からいかにして 安定した数字を毎年たたき出すのか に徹底したこだわりがあります
 もちろん 僕のようなやり方とは根本からして違うのですが それにしても 学ぶことはたくさんありました むしろ 年々 有機農業と言うもののもつ アマチュア的な精神が 単に甘えに根ざしているのだとわかってからは 栽培は違うといえど 僕は慣行農家の持つ シビアさを学ぶようになりました それが どんどん畑を広げて 今に至るわけです あくまでも 僕個人の感想ですが 有機農家の7~8割はアマチュアです 売り上げている数字や農家としての姿勢など プロとしてやっている慣行農家の足元にすら及んでいない有機農家はごまんといます
 もちろん SNSなどのネットの活用や情報発信 販売方法 消費者との関わり などは多少 僕らのような農家が進んでいるところはあるかもしれませんが ごく一部に限られますし まあ 偉そうに言う割には 実際の畑を見れば (なんじゃこれ) という人がほとんどですわな・・・(僕もそうですが) 
 すでに 法人化しているところなどは TPPなどどこ吹く風 JAなど とうの昔に見限っていて 行政や役場の使い方もうまく まあ 僕のような虫けら扱いのどこの馬農家とは 格が違うのですね・・・・

 今日の夕方 某クボタに行き 冬場なのでトラクターなどの出物はないか? といつもの営業に訪ねると (えへへ・・・ありますよ 〇〇さん・・へへ 28馬力ぐらいですよね GLより新しいのでね メーターはちょっと行ってますがね・・・へへ・・・ ま ちょっと値は張りそうですがね・・・へへ・・・) 聞いてて (いや 越後屋の会話か) と思いましたよ・・・小判で払うのか? 今年の冬にまた 大きな買い物をせねばいけないかも・・・・プロは金がかかるのですよ・・・・

 

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