バイオダイナミック農法

美しい黄色コリンキー 35万が露と・・・メジャー投手と〇〇農法なんぞ・・・

7月17コリンキー
今日の写真 前半戦のかぼちゃの収穫が終わった 今年は良くなかった(泣く) これは コリンキー・・・きれいな黄色が心を慰めてくれる 

 夜になれば事務作業に追われる・・・3桁の注文をさばく体制など整っているわけもなく 連日 手作業でひとつひとつご注文いただいたお客様にご連絡している まあ 完全に限界を超えているので どうしようもない・・・もっと分散して注文をいただけたらなあ と思わないことはないけども たぶん こんなことは一生に一回のこと いい勉強だと思って取り組む・・・それでもって ハンマーナイフモア という管理機がとうとう壊れた・・・うう たぶん わが農園で一番使う管理機だ これがないと 夏場の草刈は話しにならない・・・てことで すぐに 某クボタに発注・・・しめて 35万円・・・・(はー・・・なんのことはない 今回殺到したお野菜のご注文はすべてこの支払いに露と消えていく・・・しかも足が出るとはね・・・・俺はいったい何をしているんだろうか・・・草と一緒に誰か俺を刈ってくれ)

 いわゆる 農法の話し・・・・・さて メジャーで最速のボールを投げるチャップマンという投手がいる なんと 170キロ投げるのですな では その170キロでばったばったと三振を取って 20勝とかできるか というとそこはそういう話ではないのですな いわゆる マー君やダルビッシュのような メジャーで先発をまかされる投手というのは 中4日で 5回から7回を投げて 3点以内に押さえる というのが仕事なのですね メジャーは移動距離が凄い 時差のあるアメリカの大陸を移動しながら 5日目には先発しなくてはいけない そして 7回まで試合を作ること 当然 肩の疲労がたまり 投げ込みなどできない 投げる球の数が決まっているので 最初からストライクで勝負する 三振よりも 1球投げて内野ゴロのほうが割がいい そうしたゲームをしているのですね 170キロを投げる ことを目標にしているわけではない・・・僕のような野球をやったことのない素人でもこれぐらいの知識はあるわけです

 でもって 今度は農業の話し いわゆる農法というものがいくつあるか知りませんが それによって何がどう違うのか素人の方はわかりますでしょうか? 農法によって 発芽が違う ということは基本ありません なんとか農法 というのは山ほどありますが 魔法のように ぱぱっとやって野菜ができる ということはありえません そんなことは 農業者は誰でも知っていることですが 意外に 消費者の多くが勘違いしていることなのですね 農業の現場において大きく違うのは その意味では一個しかありません 農薬を使うのか 使わないのか・・・ここが大きな分かれ目であって それ以外の細かいことは 単なる技術上の枝葉末節の議論なのですね
そして 現代農業では 農薬を使うというものが 99パーセントでして それ以外の 農薬を使わない というものが 1パーセントもない ということになります 当然 僕のような農家の立場は 1パーセントにも満たないマイノリティにすらならない立場でして その中での なんとか農法の違い という話をすること自体 なんか意味があるんでしょうか? と 毎回僕が思ってもそれは仕方ないことだ と理解できますよね?
 たとえば 自然農法では 不耕起栽培といって畑を耕さずに栽培するわけですが 僕も基本 畑を耕すのは一年に一回です それは 何も自然農法を信奉しているのではなく そのほうが楽だし 経営上こちらでは畑はいくらでもあるので そうしているに過ぎないですね なので 半不耕起栽培といってもいいかと思いますが 意味はないと思います そして 今年すでに 無肥料栽培をしている畑も何枚かあります それは ある程度土ができてきていれば あとは バイオダイナミックの調合剤と緑肥で回せば大丈夫 というところまで来たということであって それは 作る野菜の品目にもよりますし 畑によって千差万別であって ことさら 無肥料がどうとかいうことに意味があるとは思えません・・・・
 僕のような立場の 有機農家が3人集まって話すとなれば 農法の話など出たことはありません (クリーンシーダ 葉物ロール Y?それともYY使う? いやあ もう時代はダブルディンプルYYいったくでしょう! まじ?)といった専門の会話から最後は胸ぐら掴んでノーガードで殴りあうということはよくありますが それでも農法の話などは出ません(いやいや)・・・・・ こうして言えばわかりやすいかと思いますが 僕がやっていることのテーマというのは (一切農薬を使わずに いかに 美味しい野菜を 量と質を安定させて 365日出荷できるのかどうか) ということになります そのために できることはなんでもそれこそ取り入れますし どうやったらいいのか は 常に自分で考えてなんでもやってきましたし これからもやっていきます・・・
 ですので 消費者のみなさん! 〇〇農法だから~ ということにどうか 振り回されませんように・・・・お願い申し上げます!

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