有機農業

レタサイ待たせたな!冬が来ましたな!有機農業+α=時代が先か

10月21レタサイ
今日の写真 ようやく取れてきた 一発目の白菜 レタサイ君・・・10月半ばには 例年だと端境期を脱するべく キャベツやブロッコリー類が取れてくるのだけども 今年はどれもだめ・・・(泣く50のはげおやじ泣く) 仕方がない なので 11月からは 遅ればせながら トンネル栽培に力を入れてしのぐ こんな年もある 気持ちを新たに畑に向わねばならないと切り替える・・・・

 冬が来ましたな・・・・寒さというのは 下から来る 足が冷えていくわけです 人は死ぬときは 頭から魂が抜けていき 足から感覚がなくなっていく ゆえに 足が冷たい ということは 気持ちをくじくのですな・・・(もちろん厳寒期の冬は長靴の足先にホッカイロをしのばせるのは常識 じゃないと死ぬ・・・軟弱)
しかして 冬と言えば 空 青い青い空 張り詰めた緊張感は 空から 上からやってきます 雪が降って 畑一面に 足跡ひとつない大地に立つとき 自然と瞑想状態に誘われます あれは 素敵な瞬間だ・・・・僕は 12月生まれ 雪が降り積もる12月に生を受けた ゆえに・・・僕はハワイには行きません なぜかといえば そう あそこが楽園の地 だということは 行かなくたってわかる 南の豊かな島なんぞ行った日にゃ 絶対に畑に帰ってくるという決意をするのは容易ではない 正直 自分の性格だともしかして 戻ってこない という可能性があるから 決して行ってはならないのです 幼少の頃 雪を踏みしめて冷たさを噛み締めながら学校に行った 家の外にある ぼっとん便所で歯を鳴らしながら用を足すのがつらくてね・・・南の楽園 そんなものは 百姓には毒でしかない 成田は寒い 千葉のチベット 今年も寒さがやってくる・・・・

 有機農業 は さらに時代が前に進み 競争の時代から 個性の時代に入りました・・・農産物の生産 というのは 完全なる実力勝負の世界 なので 上には上がいるのです きっちりと 一番から べたまでランクが決められてしまう世界です ここ最近は 多くの有機農家は 品質向上 安定生産にしのぎを削ってきたわけですが ようやく その段階から抜け出す農家が出てきたように思います 有機農業+教育 有機農業+医療 有機農業+飲食 有機農業+観光 有機農業+α= と言う公式が生まれつつあります つまりそこでは オンリーワン 他の農家ではけっしてできないことを目指すしかありません そして それが達成できれば 不毛な競争を終わりにできます なんとかマルシェで 農協系の100円前後の野菜の特売の横で 200円以上の価格をつけて 品目も少なく手持ち無沙汰で気持ちが暗くなることもありません そう なんとかマルシェなどいく必要はありません 自前のマルシェを開けばいいだけのこと・・・

 自分で作ったものを自分で決めた値段で売る 他の産業ならば当たり前のことが この平成の時代においても 確立していないこの農業という世界 人のふんどしにあぐらをかき 手数料で百姓の上前をはねてる連中に 我々の市場から まとめて撤退していただき いつの日にか 農家自身の手で 流通・加工を当たり前のようにてがける そして ゆくゆくは オーガニック専門のスーパーなるものを 有機農家一人一人が株主となって たちあげられる時代が来る事 10年後 20年後 30年後・・・・時代が先か 我々が先か・・・ま 僕が生きているうちは無理だろうけどね 

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