自然や生態系

ヤーコンの球根植え付け 農作業とは魂を込める事 春が来ますな

3月9ヤーコン球根
今日の写真 ヤーコンの球根を畑に植え付ける 当初 2月末にはやりたかった仕事だけども今は3月2週目・・・すでに仕事が遅れ始めている この3月ぐらいから毎年 ばたばたし始める 4月になれば 目がうつろになりはじめ 連日 ユンケルが手放せない そして 5月はとうとう・・・(書けない真実はここにはとても書けない・・・泣く)
 来週は最後の芋である 里芋を決める とりあえずそれでちょっとほっとできる ま 間髪入れずに かぼちゃ・ズッキーニのトンネル栽培がスタートする ある一定のまとまった量を完全無農薬で常に10品前後をそろえていくというこの野菜セットというやり方 通常の農業とは違って とにかく作付けに追われまくる そして 細かい・・・・
時に思うのですよ 北海道とかに就農したらば 地平線の果てまで じゃがいもとか 玉ねぎとか そりゃ大変だったとは思うけど 忙しいときとそうでないときがはっきりしている もしかして 冬の厳寒期は旅行に行けたかも・・・そう思うとね 隣の芝生は青い・・・ですわな

 農作業というものは 覚えなくてはならないことは山ほどある そして 一番難しいことは 農作業をやりながらこなさないこと こなしていては野菜はできない ということだ 本に書いてあるような通り一編のことをやったとて 野菜はできません ま 慣行ならばそれも可能かもしれない(普通の農薬使うやり方ね) 農作業に魂を込めること それは時に 手元を注視することでもあり 細かい種まき作業をしながら畑全体を見やることでもあり それは 常に 自分を中心にして 手元の小さな輪と 体を取り巻く大きな輪 そして地球全体の循環としての輪 バイオダイナミック言うところの太陽系や惑星も含めた 宇宙の輪・・・・それらが 自分から見たときに 一直線上に並んでいなくてはならない 人は 現代人は 基本的に 自分や周囲の物事に対して 分けて考えている TPOというやつがそれだ 
ケースバイケースでもって 自分の立ち位置を変えていく 男性としての立場 夫としての立場 社会人としての立場 会社員としての立場 そして 農業者としての立場・・・しかして 畑というものが 求めてくるものはそういうものではない 丸裸の自分 ただただ なんてことのないありのままの素の自分で持って てぶらで畑に立つことを常に要求される 昨日の自分 明日の自分 それは関係ない 今この瞬間の自分で持って 畑に立つこと・・・
それが 農作業にとって最も重要なことであり それがなければ 作業の優先順位は見えてこない・・・そう 何千回と演じている 歌舞伎の演目の舞台前 袖に立ち (本日初めて俺はこの演目をやるのだ) と言い聞かせるのが歌舞伎役者だそうだ 素晴らしい 常に初心者 そして ピュアな感性を持ち続けられるのかどうか それは そうした 態度にかかっている ゆえに 魂を込める と言う言葉で僕はそれを表しています・・・

 気づけば 2017年の3月・・・10年前の2007年の3月 僕はトラックドライバーでした 神奈川~渋谷~羽田空港をぐるっと回るルートを毎日運転してました 農園を一旦閉めて 次の移転先を探していた時期です 
そして 今は直営カフェが一旦閉店中 再開は5月を予定しております 季節は巡る 運命は繰り返す そしていつかは必ずや 花が開く はい 春が来ますな・・・・ 

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