新規就農

そうめんかぼちゃとあなたの自尊心 壊れる・・・畑は素晴らしいが田舎はね・・・・

6月8そうめん
(戦後 日本は属国だったわけだけども そのおかげで紛争や戦争に巻き込まれなかったという事実の前に あなたならば 自分の自尊心をどこに置きますか?)
 今日の写真 そうめんかぼちゃがようやくいくつか収穫できてきた 明後日の百姓ズカフェでの試食会にぎりぎり間に合う ほっとする こうした一般に出回っていない野菜というのはたくさんあって そして うまい! と来たらば 個人の農家としたらば提供しないわけにはいかない ここにこそ 個人の有機農家としての使命がある とすら思える・・・

 数日前に カフェのオーブンが壊れてチーズケーキやらパンが焼けない というわけにはいかないとすぐに新しいものを発注 一昨日は軽トラがこれまた パンク・・・・タイヤ4本で14000円なのに 1本だと8000円・・・ホイールを付け直してタイヤ1本9000円・・・仕事で軽トラを使わないわけにはいかないので 冷静に判断することができない もう 高いとか安いとかどうでもよくなる・・・なぜか軽トラにジャッキがない(その理由もわからない)
専属スタッフYさんの車のを使う こう連続でいろんなものが崩壊していくと 頭のねじが飛んで行く・・・・このところ いろんなものが襲ってきて 倒れる寸前だ そう 農業の問題は常に外側からやってくる 僕は ギャンブル 酒 博打 某女性関係 などなど 若い頃に水商売時代に人生を崩壊させていく大人たちを見ながら 少なくとも 自ら チャンスを棒に振る要素そのものを自分の人生から取り除くことをしてきた (だから僕は遅刻は許さない 原因が自らの問題でなくともだ) ただでさえ 新規就農 というものは難しい 成功させようとすれば 少なくとも 自らのミスでチャンスをつぶすことはあってはならない だから たぶん僕の生活は 同年代の50代の男性の10分の1ぐらいの生活しかない 夜どこかに出かけて飲む事など決してない 友人もいない ずっと パソコンの前に座っているだけだ 休みもなければ ゴルフや趣味などもない すべてをこれに賭けている・・・・しかして だからといって 簡単にはいかないのが これまた人生なのですな・・・

 畑で野菜ができない 虫に食われる 顧客の流出 そして こうしていろんなものが壊れていき 金が湯水のように飛んでいく・・・でも 実はそれは まあ たいしたことはない 20年かけて そういうものに対処する術ややり方を身に着けてきた 最大の問題は 僕の場合 田舎 というものだ 田舎にまつわる習慣や人間関係 地主さんとの問題 など すべからく 田舎ならではの問題 というものに 今でも苦しめられている それは だいたい一年に一度は降りかかる 田舎のルールは実は 瞬間に変わっていく サッカーで言えばゲーム中に 急に FWは手を使っても良いと審判が宣言したり オフサイドがなくなったり え? と思っていると ボールが同時にピッチに 3個ぐらい現われたりする もう 90分の間のこのゲームの意味すらわからない状態になる それが 田舎 というものだ すべては力で決まる すべては金で決まる すべては・・・・そのようにルールが固定されていればいいのだけども 人によっても違うし しかもそこになんらの合理性も見当たらない・・・
 
 都市 の中で磨耗して生きていきたくない と思って 農業を選んで 田舎にやってきた でも 田舎で農業を始めて 僕は思い出したのですな 都市よりも田舎の方がいやだ ということを・・・いまさらだけど・・・だから 僕は 農業をやろうとしたときに 日本で一番やりたくない場所が 自分が育った中部地方だった 20歳まで育ったあの村に帰る のならば 死んだほうがましだ というぐらいに 今でも僕は自分の育った故郷をそのように思っている 僕と僕の親が受けたその仕打ちを許してはいない 大人になり 普通に世間話のように 自分の育った田舎を懐かしむように話せる人をうらやましく感じる まるで (砂の器)か (八つ墓村)ですな・・・
農業は素晴らしい 生態系は素晴らしい 野菜を作ってこうして待っているお客様にお届けする これほど素晴らしく価値のあることはない とすら僕は思っている しかして その畑のある場所が 残念ながら 田舎なのですな・・・・都市の真ん中にあったほうがましかも・・・最近はまじでそんなふうに思えますなあ

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