コラム・百姓から見た世のつれづれ

ブルース・スプリングスティーンは今何を思うのか・・・・

(ブルースの詩は いわゆる60年代世代の前衛主義 ラディカリズム ポストモダニズムとは無縁の場所から発せられています そこには前も後ろもないし 右も左も無い そのメッセージは高い場所からではなく 地べたからじかに発せられています そこにある言葉は 実際の生活から出てきた言葉であり そこにあるメッセージは 実際に手にとって触れられるようなメッセージです どのような意味においても教条的ではない  だからこそ たくさんの普通の人々が彼の言葉に熱心に耳を傾けた80年代だったと思います)・・・・ 村上春樹

 松田優作の遺作となった(ブラックレイン) ロケは道頓堀で行われた 同じく共演した高倉健 ロケ現場周辺の一般の人々が 高倉健を神様のように崇めて接する様子を見ていたマイケル・ダグラスは 高倉健に (お前は凄い役者なんだな アメリカでは そんなふうに接してくれるのは ブルースぐらいなもんだ 俺なんか見かけてもニューヨークじゃ誰も喜んでくれないよ・・(彼は当時アル中とSEX依存で療養中なのは誰もが知っていた)

  労働者の英雄 ブルース・スプリングスティーンが 星条旗の前で 拳を上げて (俺はアメリカで生まれた)と唄えば アメリカはかつて ひとつになれた その力が時代に そして ブルースにはあった・・・ 今や トランプの出現でアメリカは分裂の危機を迎えている・・・翻って 我が祖国日本は かつても これからも ひとつになっただろうか なるだろうか・・・・(俺は日本で生まれた) と 将来 誇れる時代が来るでしょうか・・・・あるいは 今も・・・

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