有機農業

赤ちゃん 有機農業と機械

2a583502.5月も半ばを過ぎた だんだん暑くなる 今日の写真 一日かけてかぼちゃの苗を定植する
いくらでも植えたいのだが いかんせん苗作りに失敗して 半分ぐらいが予定の大きさにはならなかった 仕方なし 今日は素晴らしくいい天気で この高台の見晴らしのいい畑で ふっと遠くを見ると 着陸態勢に入ったジャンボがくっきりと翼を広げている 思わず見入る その反対側では 離陸していくじゃんぼがしばらくすると見える おお 休憩しながらの暇つぶしにはちょうどいい感じ ただこの畑見晴らし良すぎて 風がきつい トンネル張りたかったけど 確実に飛ばされると思い 風の抜ける被膜資材にした

さて 昨日の日曜日は前回日記にも登場した パーマカルチャー仲間でニュージーランド在住のIさんと 僕の研修時代にお世話になった K夫妻を訪れる 実は彼女がニュージーランドに行く直前に農業研修で僕がK夫妻の農場を紹介したので それで縁ができたのだった
 そのK夫妻の農園はいつ見ても素晴らしい 当然完全無農薬で一切の農薬化成肥料も使わない それで2町を二人で回している そして 生まれて間もないお子さんと絵に描いたような幸せを満喫していて 一緒にいったIさんの赤ちゃんとで それはそれは大騒ぎ ああ 子供というのはいるだけで周りを幸せにする 俺にもこんな時代があったんだ と一人つぶやくと (えっ?本当にあったの?)と言われる そしてなぜかK夫妻が必要以上にお子さんを僕に近づけまいとしていたのは 僕の気のせいなのか?(何か感染するのか?)

一緒に研修したFさんの畑で なり放題のいちごを食べる かぶりついて食べて満腹になりおまけにおみやげにたくさんもたしてもらった 素敵な一日で幸せに包まれたのを実感した
また いつかIさんと共に訪れて 子供の成長に勇気をもらいたい

今日のねた 有機農業と機械 僕が農業研修していた時代は個人の有機栽培の農園で 1町(1ヘクタール)というのは かなり広い農園で実力がなければできないことだったと思う
そのころは一人で 5反(1町の半分)なんて ありえない できるわけない と思っていたけど 実際自分でやるようになって 5反では狭い やっぱり1町くらいとなり 最近の仲間の動向を見ていると ついに2町前後へと飛躍している で それを支えるのは当然機械が必要となる トラクターは2台前後 マルチ張りと管理機 モアという歩行用の草刈り機 播種機 などなどは当然必須となっている(僕はまだトラクターだけ泣くよまじで)
金額にすれば 数百万はいっている みんな初期投資でそうしたものは買ったわけではなくて 自分のペースにあわせて徐々に買い揃えていった そうした機械は 作付けのやり方やその人の個性もあって 少しずつ違いがある こうした自分にどんな機械が本当に必要か?は 5年ぐらいは自分でやってみないとわからない そのあたり人それぞれ少し違っていておもしろい 

 で 慣行農家などで 年間2作のみで何ヘクタールという人たちは当然すべて機械作業 苗の植付けまでもが 機械だったりして くわなんて畑には必要ない もちろんそれは仕方ないことかもしれないけど 僕が感じるに それだとどうやって 魂込めるのか?が見えてこない 機械を使えば使うほど楽になるけど 魂込めないとけっして野菜はうまくはならない 実際に野菜の味に反映する というのが僕の見解です だけど業として成り立たせるには 当然機械使わないと無理なのです なので どこまでが愛情かけて野菜作れるというボーダーラインなのか? というのは 人によって違うだろうし 難しいところです
 たぶん 個人としては 1町~2町 あたりが限界かな と思います それ以上やると体やられるか 心がやられるか うまくて安全な野菜を作りながら どこかおかしくしてしまってはいけません 有機農業者といえば変人奇人の集団というイメージがありますが(だって俺が会った人みんなそうなんだもん!ていうか俺もか)赤ちゃんのように 人を惹きつける笑顔で畑仕事やりたいもんです

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