はー 頼むから雨降って欲しい 今日一日で ３００リットルのタンクを空にするまでじょうろで水やりをするけど だめかもしれない 正直 参った ２時間かけて水をやったところでだめかもしれない という状況はこたえる
周囲の農家さん この暑さでどう対処するのか？ と見ていると なんと 広大な畑の中に どこから持ってきたのか 高さ２メートルぐらいのスプリンクラーが 立ち並び 放射状に水がばんばんかけられている さすが 潅水設備が整っている 自分の土地で専業農家であれば こうしたことはできるであろう 新規就農した新米百姓には無縁の世界だ はー うらやましくて 水がきれいに畑に撒かれている光景を 軽トラから見るともなく見る たぶん 情けない顔をしてるんだろう 今の自分
映画 『傷だらけの天使』 の兄貴役 豊川悦司が最後の場面で （根っこ張れよ！ 根っこ張って生きろよ！）と 叫ぶ 若いときはいつでもどんなときでも 一人でどこでも行けて なんにも縛られず 好き勝手に生きるのが最高だと思っていて 実際そんなふうにやってきた で 農業始めて今は とにかく根っこ張りたい 根っこ張って生きたい と思うようになり こうしてこの地にやってきた でも 難しい・・ ここで育ったわけでもなく 誰か友達がいるわけでもない 農業という仕事が形にならなければ その時点で 僕の人生は途方にくれてしまうだろう 人参が発芽しなくても キャベツが全滅しても もう前に進むしかないところまできている この歳になってあらためて思う 生きることの難しさ・・・・ ほんとだよまじで・・